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【20代教師の奮闘記】♯2子どもがやり始めるまで付き合う

教師4年目、むー先生です。

先日、テストをしました。

どの教科においても、テストを配付したら

①表裏名前を書けたか、全体で確認。
②問題文を、全て読み上げる。
③現時点で、質問があったら全体の場で受け付ける。
④全て終わったら、見直し。
⑤100点の自信がある人から、前に出し、1人で静かなこと(タブレットで、タイピングなど)をする。


の順で、進めています。


特別支援を要するAくんは、なかなか取り組もうとしません。
「分からない」という面もありますが、書くことをめんどくさがります。
普段の授業でもノートにはほぼ書きませんが、教師の問いに対して反応はします。

今回のテストも、ずっと手いたずらをしたり、筆箱の中身を全部出して遊んだりしていました。
「Aくん、やるよ。」
「大丈夫、できるよ。やってごらん。」
机の上を整理し、使う鉛筆を渡し、さぁやるかなと安心して私が自分の席に着くと、もう別のことをしています。
「だめかぁ」
と思いながら
「でも、ここでずっとAくんだけにつきっきりになるわけにはいかないよなぁ。」
「どうしたら、Aくんはやってくれるんだろう。」

時には
「Aくん、今やらないなら休み時間のこってやるぞ。」
と、脅しのような言葉を言ってしまうときもありました。
もちろん、効果はありません。

放課後

職員室で、学年の先輩方に話しました。
「Aくん、今日も全然テストに取り組めなくて…」

すると、先輩方は言いました。
「うちのBくんも、そうだったよ。私は、ずっと横についていてBくんが
『もう自分でやります』って言うまで、ついてあげたかな。Bくんにとっては、しつこかったかもしれないけど(笑)」

反省

自分は、テスト中何をしていたんだろう。
Aくんのあの行動は、助けてほしいのメッセージだったのではないか。
「周りに、どう思われるのか。」
「Aくんだけにそんなことはできない。」
そんな考えは、愚かだったと気づかされました。
大事なことは、その子自身が取り組める環境づくりをすること。

もちろん、テストの取り組み方について
①クラス全体への趣意説明
②Aくんの保護者との合意形成(参考:↓の記事の(9))

の2つを、行う必要があると思う。

それでも、目の前の子どもが何かを訴えている行動に対して真摯に対応すべきだったなと反省しました。


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