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私を救った人の話を聞いてほしい

タイトルの通りです。私の小さな夢が叶いました。ぜひみんなにも届けたい。


今回、私のカウンセラーであり心理学協会の師匠である先生とイベントができることになりました。ぜひみなさんにも先生のお話を届けたくて、ずっと夢に思っていたことが実現しました。ちょっと愛が溢れていますが語らせてください。


今回お願いしたのは品川博二先生という方です。精神科20年の経験があり、多くの依存症患者さんを担当されたり、企業顧問や協会の理事長を務めている先生です。


あれは2020年の頃でした。私が自殺未遂をするほど体調が悪かったころ、オンラインで先生のことを見つけました。講演とご自身の協会運営を主とされていて新規のクライアントは受け付けていない方でしたが、コロナの影響があり講演ができなくなった際にオンラインで久しぶりにクライアントを募集していたそうです。


これまで摂食障害のことを話せる先生なんていなかった。いつだって「徐々に回数を減らしていきましょうね」「過食嘔吐に代わる策を見つけていきましょうね」というアドバイスばかりで、私の過食嘔吐の奥に潜む闇に触れてもらえることがなかった。医療者にも嫌煙される病なんだな、と思うとカウンセラーを探すのもいつしか億劫になっていた。結局誰もわかってくれない病なんだと思ったのを覚えています。


それから先生を信頼して4年が経ちました。摂食障害、もっと広く言えば依存行動や嗜癖について、表面の症状をなぞるのではなく、私の中で何が起こっているのかを教えてくれたのは品川先生でした。私がこれまで講演会やおふたりトークなので摂食障害に多く触れてきましたが、先生からの学びあってこそ出来た話も多いです。


今回お話しするのは、摂食障害の構造を理解するという「自己理解の深め」です。ストレスがあるから過食する、不安だから食べられない、という症状の話ではなく、「なぜ摂食障害という形でないとだめなのか」「その行動は自分にとってどんな意味があるのか」をより構造的に理解するものです。


少し具体的にお話しします。普段私たちは、多かれ少なかれ不安やストレスを抱えながら生活をしています。それは目に見えることなく重く心身にのしかかるものです。これらの不安やストレスを受けることを「受動」とします。受動に対抗し、私たちの心身のバランスを整えるものが「能動」です。能動は、通常の場合は意思やアイデンティティといった自分の中で確率された自己のことを指しますが、それらが弱い場合「究極の能動性」を発することとなります。それが摂食障害の症状です。


多くのものを食べて吐き出す、自分の体重を制限する、といった行動は、「目に見えてコントロールができるもの」です。見えない大きなストレスを見えるものに代替えすることで、私たちは仮の能動性を召喚しています。それが「仮の」というのが病理性であり、依存症の肝でもあります。


今お話ししたものは、先生から聞いたあるある摂食障害の講座での話でした。当日このお話しがでるかはわかりませんが、依存症状の構造を理解するという自己理解を通して、自分の行動を客観視すること、客観視することで自責を軽減したり摂食障害との付き合い方を見つめなおすことのヒントにしていただきたいという願いがあります。


少し長くなりましたが、ぜひこの機会に私を救った先生の話を聞いてください。対面、オンラインどちらでもご参加可能です。


応募フォームは以下より。

ここだけの話ですが、本来であれば何十万もかかる先生です。この機会にぜひ。


第二部の私のボタニーペインティングのWSについても別途お話しできればと思います。


ちょっと硬い内容になりましたが、みなさんのご参加お待ちしています❤️


竹口和香

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