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54 話が違う

8畳間二部屋にぎっしりあった家具やらアートやらは、買い取り業者が持って行ってくれる予定だったのが、実際は冷蔵庫と衣装ケース1つ分の電化製品だった。
電話で問い合わせた時だいたいの品物に関しての内容を話した。
そしてそういったものは買い取り対象になるかと確認したところ、
実物を拝見しないと確定は出来ませんが、だいたい大丈夫だと思います。
と言った。
両親の趣味で額縁や木彫りやアートが山のようにあった。
購入したときは数万円から数十万円だったようである(貯金額が信じられないほど少なかった原因がわかった)
買い取り業者はそういったものを一切見るどころか触りもしなかった。
電話の内容と全く違う対応に私は面くらった。
こう言ったものも買い取ってくださるというお話でしたけど?
と聞くとちょっとうちではこう言ったものは、、、、
と言うではないか。

軽トラで1人で来たことで私たち夫婦は、馬鹿にされたような足元を見られたような気持になった。
あげく私の苦手な柔軟剤だか合成洗剤だかの悪臭に私は業者選びを間違えたことを痛感した。
最初から夫に頼んでおけばよかったのだ。
夫は色々な業者を比較検討して決めるのに対して、私は安易に物事を決めすぎる。
結局ほとんど物は減らず、悪臭と5000円だけが残った。

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