見出し画像

61 陶芸窯の撤去

家の売却の条件に、屋外にある陶芸小屋を空にするということがあった。
陶芸小屋は4.5畳くらいのスペースに陶芸窯と大きな棚が3つ、私が昔使っていた勉強机と同等の大きさの机、その上にはろくろが2つあった。
高さがある棚の中には素焼きの茶碗、茶器、皿、花瓶などがぎっしりと並べられていた。
その他には釉薬や粘土など重たい材料がぎっしりと積まれていた。
そして大量の空の段ボールや緩衝材、大きなポリバケツとなぜか漬物用の重りもいくつかあった。
これらは4月にごみ回収所に持って行っていた。
粘土やらろくろやら机やら尋常ではない重さの物を積んだ車は回収所の人が、重量を3度見するほどであった。
問題の陶芸窯は何件か見積もりを出してもらったが、予想以上の金額に納得がいかなかった。
結局不動産業者の知り合いの会社が30万円で引き受けてくれた。
小屋の前から家の前までスロープを作り、そこに窯を載せて運びクレーンで釣り上げるという作業だ。
小屋の煙突を撤去し穴を塞ぎ、物置小屋として使えるようにする所までお願いした。
不動産業者が立ち会うとのことで写真撮影をお願いした。
これは6月上旬の作業となった。
既に家の買い取り先が決まっているので、窯の撤去が終わり次第契約、入金、という流れになった。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?