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_kei_
詩/明日のウイスキー
「明日のウイスキー」
つい、飲みすぎてしまう 水割り
今夜は すこし多めの氷と、強い香りの きみを
1杯だけ、水いらずに 愉(たの)しんだ
飲み干したグラスに そのまま
グラスいっぱいの 水道水をそそいで
つい、飲み干してしまった とたんに
ウイスキーは グラスのそとで
わたしのなかで、きのうよりも 薄めの
水割りが 濃くなった
どんな気分 なのだろうかと
考えていたら、今日になってしまった
明日の ウイスキー