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考えのベースキャンプを知ること

「AをBすれば万事オッケー」
「CがダメなのはDせい」
今日も断定的な言葉が溢れてる

SNS時代のコミュニケーションは
機械が読み込み易いように
単純化すると効力を発揮するからだ

あと僕自身も実感するが
飽きた瞬間、別の選択肢を選べる
それこそスタート30秒で飽きれば
2時間の映画もすぐ候補から消える

要は一言で何か?とオチが
語れるのが理想になってる

この情報圧縮の手法って
まさに広告の基本だと気づく
そりゃ広告の本業が消えるわけだ

広告業はよく虚像だと言われるが
つまりコミュニケーションの多くが
虚像に溢れてるとも言える

キラキラをInstagramで発信し
心のヘイトをTwitterで吐き出す
けど実際感情はポジ・ネガが混ざる

一方で機械は決まったルールに
落とし込んだ方が理解しやすい
人は目的に沿って探すから
利害一致が成立しているんだろうね

一つまずいなと思うのは
一つ一つが点だから
関係性の線になりづらく
多くの線の繋がりを考える人が
前より減ってるんじゃないかと

物事の理や体系化とも言えるが
その視点で考える人、見る人が少ない

昔でいうと哲学者の領分だが
哲学なんて今どきの人からすると
「爺さんの学問」だろう
まあ確かに流行らないだろうね

けど自分のセンサーが
マジョリティは追いかけろ
マイノリティも抑えてろと囁いてる

そりゃそうですよね
今のニーズは知らないといけないが
自分の心にあるシーズも重要

そしてこう「考えのベースキャンプ」に
帰れることこそ今の世の中重要だと思う
それって、登山挑戦する山を追いかけつつ
困った時に戻れる場所があるということ

それはテントから出ない人と
ベースキャンプなしにふらふらするのは
相当まずいと思うということでもある

自分がここで似たことを書いてしまうのも
自身の考えの再整理もあるんだけど
定期的に書かないとぶれるからかも

こういう時間は重要ですね

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かわむら よしひろ
お互いのコミュニケーション活性化のため、スキ・コメントお気軽に、よろしくお願いします。