【ウサギ歴8年が伝える】ウサギを飼う前に知ってほしいこと5選
ウサギを家族に迎え入れるときに準備することは飼育に必要な用品だけだと思っていませんか?
ウサギさんと一緒に8年以上生活してきたり、ペットショップ店員を経験して感じたことは生活がガラリと変わってしまうことです
ウサギさんは人間に比べると小さくてふわふわした人形みたいと感じている方も多くいると思いますが、家族に迎えるなら責任と覚悟が必要です
ウサギさんの平均寿命は7~8年。10歳を超える長寿命のウサギさんもいます
だからこそ家族に迎え入れたウサギさんの寿命をしっかりまっとうできるまで、最後まで責任をもって一緒に生きていく覚悟をしましょう
ウサギを家族に迎えるために必要な費用
ウサギさんを1羽迎え入れることに必要な生涯飼育に必要な費用は100万円と言われています
アニコム損保株式会社のペットにかける年間支出の調査によると、ウサギの年間支出の平均は88,410円という調査結果が出ていました
ウサギさんを飼育するためにかかる費用は2つに分けると
ウサギをお迎えする前の準備にかかる費用
毎月かかる消耗品・お手入れ・電気代など費用
これを話すと長くなるので、この記事ではざっくりとお話をします
ウサギをお迎えする前に準備する費用
ウサギをお迎えする前の準備に必要なものは7つあります
ケージ 1~2万円
トイレ 1,500~3,000円
フード入れ 1,500円
牧草入れ 1,500円
給水ボトル 1,000~2,000円
ペットシート・トイレ砂 共に1,000円程度(消耗品)
うさんぽの安全対策 5,000~10,000円
このなかで特にウサギさんがもっとも安心できる場所になるケージは、ウサギさんが大きくなることも想定したサイズのものを選びましょう
うさんぽでの安全対策は、ウサギを散歩させる予定のスペースの危険なものをカバーすることです
例えばコンセントを齧れないように対策をしたり、散歩スペースをサークルで囲むようにしましょう
毎月発生し続ける消耗品や電気代など
ウサギさんと一緒に生活するためには、ウサギさんのご飯(牧草・ペレット)やおやつ、トイレ砂やシーツなどさまざまなものが必要になります
そのほかにもウサギさんを育てる環境は18~25℃で湿度は40~60%を保つことも必要になるのでエアコンは24時間運転し続けることになります
夏と冬はウサギさんが24時間家にいる状態になるので、飼い主さんが家に居ない状態でも空調する必要があります
電気代は今よりも高くなることは覚えておいてください
また爪切りやブラッシングも定期的に必要になるのですが、自分でできない場合にはお手入れ費用も発生します
ウサギに必要な月の消耗品費用 約3,000~5,000円
エアコン・除加湿器の電気代 約5,000~10,000円
爪切り・トリミング 約1,000~2,000円
ウサギさんは特に子ウサギのころは身体が弱くて、ちょっとしたことで病気になってしまうことがあります
ウサギさんは野生にいたころは狙われる立場の存在だったので、体調が悪くても飼い主に隠してしまう性質があります
そのためできることなら1~2ヶ月に1回、健康診断をすることで病気やケガなどを早期発見することにつながります
このときに爪切りを病院にお願いしたいのであればセットでおこなうことが理想的ですね
ウサギさんに理解のある動物病院を見つける
まずウサギを飼い始める前に、あなたの住んでいる地域でウサギさんの診察をすることができる動物病院を見つけることが大切です
動物病院は犬や猫を観ることができるところは多いですが、ウサギさんなどの小動物をみることができない病院も少なくはありません
まずはインターネットであなたの地域でウサギをみれる病院があるのかを検索してみて、口コミなどを確認してみるといいですね
ウサギさんが定期健診と病気になったときの費用について
ウサギさんの定期健診や病気になったときには、およそどのくらいの金額がかかるのか目安があると安心できますよね
動物病院によって金額は違いますが、参考程度に紹介します
簡易的な定期健診 3,000円
病気の治療費 1~2万円
手術費用 10万円以上
人間と違って保険適応というのはありますが当たり前ではないので、何があっても良いように積み立てておくことをおすすめします
ペット保険の必要性について
ウサギさんを家族にいれるときには、ペット保険に加入するか加入しないのか最初に迷うところだと思います
いまこの記事を読んでいるあなたは健康保険証を持っていて、基本的に病気になって病院に行っても3割負担で済むと思います
しかし動物病院では個人的に加入した保険しか適応しないので、ペット保険に加入してないと病気になったときの費用は大きな出費になります
私はペット保険には加入してはいないのですが、ウサギさんが病気になったときのための積立はしています
わたしの感覚としては、貯金が苦手で積立をするのが苦手な方はペット保険の加入、10割負担を覚悟して何かあったときに支払えるように積み立てができる人は加入をしなくてもいいかなと思います
ペット保険に加入するには、若いうちじゃないと加入できなくなってしまうこともあるので早めに加入することをおすすめします
ウサギさんの毎日のお世話について
ウサギさんと生活をするときには、毎日のお世話が必要になります
ウサギさんは24時間食事をしないでいると生死に関わるほどの深刻な問題なので、毎日のお世話は必須です
毎日お世話をする内容は主に3つあります
朝・夕のご飯と新しいお水の交換
1日1回トイレとケージの掃除
運動のためのうさんぽ
朝・夕のご飯と新しい水の交換
ウサギさんを家族にしたときに毎日おこなう必要のあるお世話1つ目は、朝と夕方の食事の準備と新しい水への交換です
ウサギさんは1日(24時間)食事をしていない時間が続いてしまうと命に関わる危険性があります
そのためウサギさんをお迎えしたあとは1泊2日以上のお出かけは難しいと思った方がいいと思います
ウサギさんのお留守番についても後日記載します
1日1回トイレとケージのお掃除
ウサギさんを家族にしたときに毎日おこなう必要のあるお世話2つ目は、1日1回のトイレとケージ内の掃除です
初代ウサギさんはペットショップなどで売られているウサギ用のトイレとトイレ砂を使用していましたが、2代目は食器用水切りかご(ダイソー商品)を使用しています
ウサギさんによってトイレが覚えられる子と覚えられない子がいるので、ケージの掃除の大変さはその子によって異なります
トイレの中身は毎日新しい綺麗なものに変えてあげましょう
個人的にトイレ砂のなかでおすすめするのは子ウサギやシニアウサギでも刺激が少なく、安心して使うことのできる超吸収トイレ砂です
運動のためのうさんぽ
ウサギさんを家族にしたときに毎日おこなう必要のあるお世話3つ目は、運動をさせるためにうさんぽをさせてあげることです
ウサギさんのストレスを減らしたり、適度な運動をして健康を保つためにもできる限り毎日同じ時間帯にルーティンとしておこなうのが望ましいです
うさんぽは外でする必要はなく、室内でおこなうことをおすすめします
うさんぽをする環境づくりとしては、齧ってしまう可能性のあるコンセントなどを保護したり、サークルをつくってあげるといいでしょう
迎える前のアレルギー検査の必要性
ウサギさんを迎えたあとに、里親に出さないといけなくなってしまうことは引越しだけではありません
ウサギさんを迎えてからアレルギー症状が出たというケースもあります
目がかゆくなった
鼻水や咳などがでるようになった
このような症状がウサギさんと住み始めてから起こったらアレルギーの可能性が高いです
アレルギーが理由でお別れをすることを回避するためには、牧草アレルギーではないかアレルギー検査を家族で確認してかた迎えることが大切です
いまアレルギーはなくてもいつかアレルギーを起こすかもしれないと不安な方は空気清浄機を運転しておくといいでしょう
わたしがおすすめする空気清浄機は、音も静かでお手入れするときもフィルターを丸洗いできるし可愛いですよ
ウサギは飼いやすい生き物ではない
ウサギさんはペットショップでも比較的安価で販売されていて、小学校などでお外で飼われていたりすることから飼いやすい生き物だと思われてることがあります
しかしながらウサギはみてくれる動物病院も少ないし、住みやすい環境を整える必要もある中級者向けの生き物だと思います
このツイートはウサギを飼う前に知ってほしいことを漫画形式で紹介しているので見てほしいです
この記事を読んで、ツイートの漫画も読んでみてそれでも家族に迎えいれたいと思うのであれば是非お迎えしてあげてください
ウサギさんが無防備に寝ている姿などを見るとすごく癒されますよ
では今回はこのあたりで。