ジャーナリスト此花わか

オスカー俳優や監督など多数の映画人に取材。主な連載:【FRaU #みんなセックスレス #夫婦同姓の苦しみ 】米ACS認定セックス・エデュケーター。映画「Movie Repository」とセクシュアリティは人権を理念にした「Sex Positive Magazine」を運営

ジャーナリスト此花わか

オスカー俳優や監督など多数の映画人に取材。主な連載:【FRaU #みんなセックスレス #夫婦同姓の苦しみ 】米ACS認定セックス・エデュケーター。映画「Movie Repository」とセクシュアリティは人権を理念にした「Sex Positive Magazine」を運営

マガジン

  • 映画予告編チャンネル『Movie Repository』

    Movie Repository【ムービーリポジトリー】は、映画やドラマの予告編・特報・メイキング動画をお届けする情報チャンネルです。2022年1月16日に映画/セクシュアリティ・ジャーナリストの此花わかがスタートしました。 リポジトリーは「資源・情報のありか」や「宝庫」を意味します。映画の資本規模・制作国・ジャンルに関わらずできるだけ多くの動画に分かりやすい説明をつけて、「映画の宝庫」になるチャンネルを目指します。

  • 【映画人】インタビュー

    映画人を中心に様々な分野で活躍する人のインタビューをまとめたマガジンです。

  • 【映画レビュー】

    ファッション、ジェンダー、歴史、フェミニズム、社会風俗、心理などインターセクショナルな視点で綴った映画のマガジンです。

  • 【FRaU連載】夫婦同姓の苦しみ

    世界を見渡しても、夫婦同姓を強制する国は日本だけだ。そしてほとんどの場合、女性が姓を変えることになる。自分の姓を変えることの苦しみはさまざまで、夫婦同姓を当たり前と感じる人にはなかなか伝わらない。本連載では、さまざまなケースで苦しみを抱える女性や夫婦に話を聞き、その実態を伝えてきたい。#選択的夫婦別姓

  • 【FRaU連載】みんなセックスレス

    もはや社会問題と言っても過言ではない、夫婦の「セックスレス」。本連載では、国内外の毎回1組にフォーカスし、彼らがどのようにその問題と向き合っているのか紹介していきたい。

最近の記事

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映画予告編をお届けするYouTubeチャンネルを開設しました

映画ページが雑誌から少なくなり、ミニシアターの閉鎖が続くなか、映画をより多くの人にお届けしたい、PVに関係なく映画を紹介したいという思いから、映画の予告編・特報・メイキング動画をお届けする情報チャンネル、Movie Repository【ムービーリポジトリー】を開設しました。 リポジトリーは「資源・情報のありか」や「宝庫」を意味します。映画の資本規模・制作国・ジャンルに関わらずできるだけ多くの動画に分かりやすい説明をつけて、「映画の宝庫」になるチャンネルを目指します。よろし

    • The dark side of Japan's soft power: DJ SODA's sexual abuse and the internationalization of "chikan" and "hentai"

      This article is an English translation of my article published by FRaU magazine on Aug. 18th, 2023. https://gendai.media/articles/-/114942   On August 14, DJ SODA, a famous female DJ from South Korea, caused quite a stir when she posted o

      • セックスをしてもセックスレスは解消しない……パートナーとの性的相性の悪さは「性的スタイル」の違いにあった

        恋愛の”化学反応”、"ビビビと来る”といった現象を英語ではケミストリーと呼びますよね。”一目惚れ”も恋愛のケミストリーのひとつ。自分では抗えないほど誰かに強烈に惹かれることや、非常に相性の良いことを”ケミストリー”や”バイブ”と表現することがあります。そして、パートナーシップが破綻するときは、「ケミストリーがなくなったから」とよく言われます。しかし、カップルの性的幸福に性的ケミストリーは必要なのでしょうか?  今日は、ボストンを拠点にアメリカ、EU、アフリカやオーストラリア

        • 【映画紹介】同性愛を受け入れられないマッチョな父親とゲイの自分を否定し続ける息子。『ダラス・バイヤーズクラブ』の故・ジャン=マルク・ヴァレ監督が作った幻の傑作がついに日本で公開!

          【7/29(金)新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷他全国公開】『C.R.A.Z.Y.』 アカデミー賞3部門受賞の『ダラス・バイヤーズクラブ』、ヴァネッサ・パラディ主演の『カフェ・ド・フロール』他、数々の傑作を世に送り出してきたジャン=マルク・ヴァレ監督。2021年12月、その生涯を終えた監督の不朽の名作『C.R.A.Z.Y.』がついに劇場公開。 クリスマスのミサ、4人の兄弟と母、ピンク・フロイド、ローリング・ストーンズ。バイクでの逃避行、タバコ、そして何よりも求

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        • The dark side of Japan's soft power: DJ SODA's sexual abuse and the internationalization of "chikan" and "hentai"

        • セックスをしてもセックスレスは解消しない……パートナーとの性的相性の悪さは「性的スタイル」の違いにあった

        • 【映画紹介】同性愛を受け入れられないマッチョな父親とゲイの自分を否定し続ける息子。『ダラス・バイヤーズクラブ』の故・ジャン=マルク・ヴァレ監督が作った幻の傑作がついに日本で公開!

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        • 【映画人】インタビュー
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        • 【女性が直面する問題】
          6本

        記事

          「ノンバイナリーはすごく普通」by エミリー・ナゴスキ博士

          7月14日は「ノンバイナリーの日」であり、今週はノンバイナリー認知週間ということで、いまアメリカで大人気の性科学者であるエミリー・ナゴスキ博士の「ノンバイナリーはすごく普通」という記事を紹介します。 こんにちは。ジャーナリストでセックス・エデュケーターの此花わかです。東京は梅雨が復活したかのような土砂降り。みなさま、いかがお過ごしですか? 【#ノンバイナリー はすごく普通】 7月14日は #ノンバイナリーデー 。今週は #ノンバイナリー認知週間 ということでノンバイナリー

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          愛があれば何でも乗り越えるべきなのか?「トキシック・リレーションシップ」(有害な関係)の特徴

          こんにちは。セックス・エデュケーターの此花わかです。 みなさま、いかがお過ごしですか? 近年、トキシック・マスキュリニティ(有害な男らしさ)が話題になっていますよね? 家父長制による「男らしくいろ」という社会的プレッシャーが、男性に様々な”有害”な影響を与えて、それが暴力、自殺やうつ病などの一因にもなっているとされています。特に欧米では、トキシック・マスキュリニティを題材にした映画やドラマがたくさん作られており、これまで見なかった男性像が登場します。例えば、弱音をはける男

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          「セックスに没頭できない」「オーガズムを感じない」その原因は"観戦型セックス"かも?

          スポーツ観戦をしているように、セックスをしている自分自身やパートナーを批判的に眺めることを「観戦型セックス」と呼びます。観戦型セックスをしてしまうと、セックスの没頭できず性的満足度が低くなるという研究結果も。今回は観戦型セックスからマインドフルなセックスをするための方法をご紹介します。

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          「自分は生まれてきてよかったの?」是枝裕和監督を動かした、子どもたちの言葉

          『#ベイビーブローカー』インタビュー 今年の #カンヌ国際映画祭 で最優秀男優賞とエキュメニカル審査員賞を受賞した、#是枝裕和監督 の韓国映画『#ベイビー・ブローカー』が6月24日に公開される。さまざまな事情で育てられない赤ちゃんを匿名で預け入れることのできる窓口である「赤ちゃんポスト」と、そこに預けられた赤ちゃんを盗んで売る「ベイビー・ブローカー」をテーマにした本作。 是枝監督はなぜ #韓国 を舞台にこのテーマを選んだのか。そして、本作にどんな思いを込めたのか。カンヌか

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          キャスティング・ディレクターは映画界を救うかもしれない。『キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性』を読み解く

          現在のキャスティングを作った実在の女性マリオン・ドハティの半生を描いたドキュメンタリー『 #キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性』が4月2日(土)に公開された。2012年にアメリカで公開された本作は、その後、映画芸術科学アカデミー(米アカデミー賞)や英国アカデミー賞にも影響を与えた。2013年、映画芸術科学アカデミーにはキャスティング支部が作られて、キャスティング・ディレクターが一般会員ではなく専門職として会員権をもてるようになったのだ。そして、2019年

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          「中イキってどうやるの?」女性の膣内オーガズムを高める方法と「女性が求める性的行動TOP10」

          こんにちは。ジャーナリストでセックス・エデュケーターの此花わかです。 今回は女性の「中イキ」について様々な研究を紹介します。 私の無料ニュースレターに書きました。登録なしでも読めますが、よろしければご登録をどうぞよろしくお願いいたします。

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          宣伝費とメディア露出少ない『ドライブ・マイ・カー』が、なぜアカデミー賞の候補に? 日本初の偉業の裏事情

          #アカデミー賞 の受賞のために、アメリカの大手映画会社は多額を投入してロビー活動を行う。濱口竜介監督のメディア露出は、『#パラサイト 』の #ポン・ジュノ 監督とは対照的にも思える 日本映画として初めてアメリカのアカデミー賞の作品賞にノミネートされ、前哨戦で健闘してきた濱口竜介監督の『#ドライブ・マイ・カー』。 3月28日の授賞式で今年最多のオスカーを獲得するのは、ジェーン・カンピオン監督作『#パワー・オブ・ザ・ドッグ』、もしくはシアン・ヘダー監督作『#コーダ あいのうた

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          なぜ“普通の家庭”で育った28歳男性は大量殺人犯になったのか『ニトラム/NITRAM』監督が語る

          先月の2月15日、多発するアメリカの銃乱射事件に一石を投じる出来事があった。 米・コネチカットの小学校で多数の児童が死亡した2012年の銃乱射事件をめぐる訴訟で、使用されたライフルを製造した銃メーカーが約84億円を支払うことで被害者遺族らと和解したのだ。遺族たちはこの銃メーカーが「一般人に銃を販売した」こと、そして「銃を“男らしさ”と紐付けて宣伝した」ことを断罪した。この和解は銃産業に銃乱射事件の責任を取らせた画期的なものとなった。 この“有害な男らしさ”と無差別大量殺人の

          なぜ“普通の家庭”で育った28歳男性は大量殺人犯になったのか『ニトラム/NITRAM』監督が語る

          貧しくても公共放送の受信料を払うべき?英国で「名画泥棒」が投げかけた問い

          NHKが手本としたと言われる、イギリスの公共放送BBCの受信料制度。未支払い者への罰が日本より厳しく、毎年6万人以上が起訴されているという。そのためか、受信料の支払い率は9割以上だ(NHKは約8割)。 そんなBBCの受信料制度にまつわる衝撃の事件が過去にあったことをご存じだろうか。1960年代、受信料支払いを拒否して2回も逮捕されたばかりか、国宝級の美術品を盗み出して警察に「絵画を返してほしければ年金受給者のBBCの受信料を無料にせよ!」という脅迫状を送った男がいたのだ。こ

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          「公開処刑」が行われるイランで死刑が確定したときに起きること 『白い牛のバラッド』監督インタビュー

          中国に次いで、死刑執行数世界2位の国、イラン。2021年の日本の死刑執行数は3人だったが、イランは未公表の事例も含め246人もいたという(ちなみに、中国は死刑執行数が国家機密なので正確には分からないが、アムネスティ・インターナショナルによると数千人いると考えられている ※1)。 「生きている人間の命を奪う #死刑 は、非人道的であり、一度執行してしまうと、間違いがあとで発覚しても二度と取り返しがつかない」「犯罪の抑止力は証明されていない」などの理由で、現在、世界の70%の国

          「公開処刑」が行われるイランで死刑が確定したときに起きること 『白い牛のバラッド』監督インタビュー

          親が突然「加害者」になる高齢化社会を、私たちはどう生きればいいのか

          近年、#認知症 を含む #高齢者 が「#加害者 」となる事故が後を絶たない。本人に悪意がない場合、目の前で起こる悲劇に、近くにいる家族はどう向き合えばいいのか。 この問いにひとつの答えを示す映画『 #誰かの花 』が1月29日に公開される。「被害者遺族」が「加害者の家族」になるかもしれない状況に陥り葛藤する様を描いた本作は、脚本と監督を手掛ける奥田裕介氏の実体験と取材に基づいているという。奥田氏に、作品に込めた思いについて聞いた。 https://gendai.ismedi

          親が突然「加害者」になる高齢化社会を、私たちはどう生きればいいのか

          『007』作者は英国最高のスパイだった。彼の奇想天外な作戦を映画化した監督が明かす真実

          第二次世界大戦中、「#007」シリーズの作者 #イアンフレミング がスパイだった話は有名だが、彼が発案した奇想天外なスパイ作戦が、ナチに押されていた連合軍を有利な方向へ向かわせるきっかけとなったことをご存知だろうか。 2月18日に公開される『 #オペレーションミンスミートナチを欺いた死体 』は、この一連のスパイ作戦を描いたフィクションである。 監督は、『 #恋におちたシェイクスピア 』(1998)で有名なイギリスの巨匠、 #ジョンマッデン  監督。本作は、作戦の大筋は史実通

          『007』作者は英国最高のスパイだった。彼の奇想天外な作戦を映画化した監督が明かす真実