雑感:なれの果てのアラサーが想う新人心得帖

 どうも!おはようございますからこんばんわ!まで。

 この投稿が通算200記事目の投稿となります。(((o(*゚▽゚*)o)))この200記事目に、松下幸之助の『社員心得帖』に絡めてなれの果てのアラサーの経験や積み重ねてきた知見を紐づけた新人心得帖という名の駄作を書いてみたいと思います(笑)。

1.仕事を振り返る周期は2年に1度

 冒頭にも紹介しました松下幸之助の著書『社員心得帖』の中に、「仕事の味を知る」という項目があり「石の上にも三年」という諺を用いて仕事を味わう事の大切さを説いています(pp49~53)。私自身昨今問題視されているブラック企業に象徴されるようなメンタルをグイグイとえぐってくる会社でなければこの考え方も一概には間違っていないのかなと思う反面、昔以上に社会が目まぐるしく変化を遂げている時代において、3年なんて悠長に待っていられないという人ももしかしたらいるのかもしれません。そう考えた時、私は仕事を振り返る周期は2年に1度を1つの時間軸として考えてみても良いのかな?と思いました。理由は以下の点です。

1-1.理由:1,雇用保険(失業保険)

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 新社会人の皆さんも恐らく会社から初めて支給される給与の明細を見た時に、年金やら健康保険やら総額の支給金額から天引きされる額を見てどひゃーと想うかもしれませんが、その天引きされる物の1つに雇用保険です。ここでは詳しく書きませんが、その雇用保険に内包されている仕組みの1つに失業保険があります。失業保険も辞め方によって給付される日数や金額等をはじめとした仕組みが変わってきますが、上記は自己都合(自らの意思で退職する)退職の場合における給付日数です( https://www.hellowork.mhlw.go.jp/img/pc/170324_2.gif )。自己都合退職の場合、失業保険が給付されるために必要なのは雇用保険の被保険者期間が2年間の内1年以上あることが最低条件となります。つまり振り返ってみて万が一退職をしようかなと考えた時に90日間(3か月)は失業保険で収入をある程度カバーできるという点で、1つの境目にしてみると良いかもしれません。

1-2.理由:2,先輩・後輩の変化

 定期的に新卒採用を行っている会社であれば、入社仕立ての頃は自分自身が末端の社員で先輩や上司しか組織にはいませんが、1年年次が上がるとこの構図に変化が出ます。皆さんも部活動等を経験されたことがあるならイメージはできますよね?。

 そうです、新入社員が入社してきて1年年次が上がるあなたは先輩になります。先輩という立場は上司と部下のような関係性とは違う単なる上下の関係性という見方もできなくはないですが、私は先輩という立場を用いて鍛える事が出来る要素があるとお思います。例えば後輩への気遣いや仕事を教える際に分かりやすい表現を用いたりするといったように、当該会社で先々係長や課長といった管理職を目指していくという上での基礎作りにもなりますし、例えば第2新卒の枠で管理職候補ポジションを目指そうと考える際にもメリットになるではないかと私は思います。

2.ルールを読み解く力

 ここでいうルールとは社内の就業規則や法律と言った側面だけに留まりません。例えば上司というルールです。

 医学博士松崎一葉氏の著書に『クラッシャー上司 平気で部下を追い詰める人たち』があります。その中で、クラッシャー上司の対策としてクラッシャー上司がなぜ暴れているかを理解し、同情するのではなく「上から目線」で上司を見た方が気が楽だと述べています(pp176~177)。部活動でいう先輩や後輩とはまた一味違って上司はポジションによっては会社の上層部と部下との板挟みとなっています。この板挟み状態にストレスを感じる上司も少なからずいると思います。だからこそ、上司の性格や役割,立場といったルールを読み解く力は大切だと思います。

 また、万が一とんでもないルールを帯びたクラッシャー上司と出くわした場合においても冷静に考えてみるのも一手かもしれません。松下幸之助は『社員心得帖』で無理解な先輩(上司)にぶつかった場合、自分が名人になれるチャンスとして積極的に受け止めてみる事を説いています(pp29~32)。1.でも申し上げた通り、メンタルをぐいぐいとえぐってくるケースなのであれば躊躇なく退職をする選択を取っても良いと思いますが、そうでない場合にはとんでもないクラッシャー上司を反面教師として後輩に接するという手段を取ってみたり、観察して次の転職先を探す際の軸に据えてみるのも一手なのかもしれません。

3.報連相(報告・連絡・相談)

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 就職活動の過程で恐らく働く上で大切な要素の1つとして報告・連絡・相談の報連相を散々と言われたかもしれません。私も報連相を徹底したコミュニケーションをこれまでの仕事で心掛ける事で、失敗の可能性を少なくすることができましたし信頼の基礎作りができました。報連相を舐めて考えると痛い目に合う可能性があるのと同時に、この報連相のしやすさや先輩・上司の受け止め方は社内の社風・風土を図る指標の1つとして役に立つ可能性を秘めています。

 例えば、報告をしようとすると邪見に想ったり報告したけれども聞いていないと言って責任を回避したりという態度を示す上司を私は体験しました。とりわけ、責任回避というキーワードで上司が報連相を邪見に想う姿勢は江上剛氏の著書『ビジネスマンのための「幸福論」』でも指摘されています(pp71~73)。報連相は使い方1つで己の社内外の信頼に資する働きにもなるし、社内風土を知る便利なツールにもなりえるので大事だと思います。

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