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あなたの「将来の夢」はなんですか?


先日、ある相談でこんなエピソードを聞きました。

子供が将来の夢を書く宿題をしているときに、「お母さんの将来の夢はなに?」と聞かれたんですよ。
家族が不自由なく暮らせるように、子供が将来幸せになれるように、仕事をして家事をして育児をして…そうやって暮らしてきたけれど…あらためて自分の将来って…と考えてしまいました。

子供たちは、将来の夢をキラキラした目で語ります。
宇宙飛行士、パティシエ、先生…夢は無限大。
でも、大人になると、将来の夢について話す機会はぐっと減りますよね。

今日は大人が将来の夢を持つことの重要性をお話しします。



大人が将来の夢を持てなくなる理由

なぜ大人になると将来の夢を考えなくなるんでしょう。
あえて言語化してみるとこんな感じでしょうか。

⚪︎現実との折り合い

子供の頃は、夢と現実の間に大きな隔たりを感じません。
しかし、大人になると、経済的な問題や社会的な制約など、現実的な課題が立ちはだかります。
夢を追うことよりも、目の前の現実をクリアすることが優先されるようになります。

⚪︎社会の期待

大人になると、社会から「安定した仕事に就く」「家庭を築く」など、ある種の期待が寄せられます。それらの期待に応えようと、自分の夢よりも、社会が描く「成功」のレールに乗ろうとする人もいます。

⚪︎自己肯定感

子供の頃は、どんな夢でも応援されることが多いですが、大人になると、自分の夢を否定的に捉えられてしまうこともあります。そのため、自分の夢を話すことをためらってしまう人もいます。

共感する方も多いのではないでしょうか?

子供に将来の夢を描かせる理由

では、そもそもなぜ子供に将来の夢を描かせるのでしょうか?
これもあえて言語化してみましょう。

⚪︎目標意識の育成

夢を持つことは、具体的な目標を設定するきっかけを与えます。目標に向かって努力することの大切さを実感し、自己肯定感や達成感を育むことができます。

⚪︎モチベーション

夢に向かって努力する過程で、困難な状況にも立ち向かうことができる力を養います。

⚪︎創造性と問題解決能力の開発

夢を実現するためには、様々な困難や課題を乗り越える必要があります。その過程で、創造性豊かに考え、問題解決能力を養うことができます。

大人の将来の夢の考え方

上記を見ると、子供だけでなく、大人こそが将来の夢を持つことが大切だということがわかってくるのではないでしょうか。

しかし先に挙げたように、現実との折り合いで制約が多いのが大人。
いきなり将来の夢と言われても思い浮かばないという方が多いのではないでしょうか。

みなさんにお伝えしたいのは、将来の夢といっても、子どもの頃のように壮大な夢や希望を、無理に持たなくてもいいということです。

たとえば、

✔️価値観
こんなことを大切にしたい、時間を割きたい、こんな人と過ごしたい…

✔️ライフスタイル:
こんな暮らしがしたい、こんなところにいきたい、こんなスタイルで働きたい…

✔️未来
こんなことを達成したい、歳をとった時にこんな自分でありたい…

いかがでしょうか?これだったら考えられそうな気がしてきませんか?

大人が将来の夢を持つことのメリット

上記のように現実的に叶えられるかという視点ではなく、まずは長い視点でありたい姿を思い描くことが大事です。

将来の夢を持つと、目の前のことばかりに囚われず、より長期的な視点で物事を考えられるようになります。
例えば、今、目の前にある仕事が大変でも、「この経験が将来の役に立つ」と思えれば、モチベーションを維持しやすくなります。

ありたい姿の具体的な描き方はまた次の記事で紹介しますね!
ぜひ、この機会に自分自身の将来の夢について考えてみてください。

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