【詩】ステンドグラスの夢物語
いちごソーダと拙い幻想を流し込んだステンドグラス
幸せを閉じ込めておける
そんな物語
森の中に棲む心優しき罰
摩天楼を見下ろす風に羽が生えた命
首都高流してくドライブレコーダー
くだらないんだよ全部
自由なんてとっくに失われてる時代の
遠くの夜の煌めきだけが他人事のよに美しくて
吸い込んだ煙草の先が共鳴するだけ
何も傷つけられやしない
それでいて
私ばかり血が滲んでいく
心臓に刺さったステンドグラス
霞ばかり集めた箱庭と
逃げ出してった神様を
冷めかけたコーヒーで流し込む日の夢
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