出来事はあらゆる気づきでできている
村井理子著『兄の終い』を読みました。今日はその本の感想です。
出版されてしばらく経った頃、kindleで買って読んでいなかったので、読みました。泣き笑いしながら一気に。こう言ってしまっていいのかどうかわからないけどでも、おもしろい文章にのせられて、てスイスイ読めてしまいました。
これは翻訳家でエッセイストの村井理子氏によるエッセイ。宮城県に小学生の子どもと住んでいた著者のお兄さんが急死し、その連絡をうけるところから始まる。作品はお兄さんを荼毘に付し、アパートを掃除し、そして(著者から見ると)甥を元妻と生活できるよう奔走した5日間の出来事を綴ったものです。
ここから先は
1,000字
¥ 100
この記事が参加している募集
サポートよろしくお願いいたします。 サポートいただけたら、大好きな映画をみて、 感想を書こうと思います。