『ノマドランド』の感想
日本語教師のわかばです。京都を拠点に関西で日本語を教えています。
ときどきライターとして記事を書いたりもします。
5月になりましたね。
今月も新しく購読を開始していただいた皆さん、
引き続き購読してくださる皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、5月のテーマは「風が吹く場所」です。コロナ禍で鬱々とした毎日に爽やかな5月の風が吹いて、読者の皆さんを爽やかにできればいいなあと思って決めました。また、人間にとってつきものの人間関係の悩みも、移動をして風通しが良くなると、解決することも多いので、そういう意味も込めました。
読んでくださる皆さんの心にも5月の風の爽やかな風が吹きますように。
さて、GWいかがお過ごしでしょうか。GWは本を読んだり映画を見たりして、心の栄養補給につとめております。先日はアメリカのアカデミー賞作品賞受賞作の『ノマドランド』を見てきました。今日はその感想を書きたいと思います。
あらすじはこちらです。
夫を亡くした代用教員のファーンは、社宅であったため家を追い出されてしまう。ファーンは車に必要な荷物を積み込み、ホームレスとなる。季節労働を繰り返し、また雄大なアメリカの大自然のなかを移動する。そんな生活のなかで同じような生活をしている高齢者と出会う。ノマドとして生きる様々な人との出会いを通して「老いとは?」「資本主義とは?」「生きるとは?」を問いかけてくる。
わたしが心に残ったポイントは以下の3つです。
ここから先は
1,408字
¥ 100
この記事が参加している募集
サポートよろしくお願いいたします。 サポートいただけたら、大好きな映画をみて、 感想を書こうと思います。