くずきりって美味しかったんだ…と知った、鍵善さんのくずきりレポートです。
百味展に伺った帰り道、せっかくなので京都の喫茶に寄って帰ろうと思い選んだ鍵善さん。
四条本店は、祇園商店街に軒を並べています。
ウィンドウには、お菓子が上品にディスプレイ。
ちょっぴり建築話
店内に入ると、古い菓子型や井籠が飾られた光を抑えた店舗コーナーがあり、奥は喫茶になっていて、進んでいくと奥に蔵を望む庭園があり光にあふれています。
この光の効果で、奥に長い京町家の効果がより強調されています。
また、喫茶に入ったときに、光だけでなく、天井の高さの効果でより広がりが感じられます。
喫茶店内は段差などもうまく利用して視線が調節されていて、どこの席でも庭を望むことができるようになっていて、ほかのお客さんとの距離感も良い感じ。
使われているテーブルやチェアも、デザインは普通ですが落ち着きのある上質なもので統一されています。
飾られているアートも、ミュージアム「ZENBI」も営む鍵善さんらしいシンプルで素敵なものばかりです。
くずきり
くずきりをお願いして、「菊寿糖」をいただきながらのんびり待ちます。
くずきりは、注文が入ってから作り始めるので少し時間がかかるのですが、なんだかそれも良い時間。
蜜は、黒蜜か白蜜を選ぶことができますが、最初なので基本の黒蜜にしました。
黒蜜はとろっとしていて濃くてとても美味しくて、くずきりによく絡みます。
主役のくずきりは、ツルッとして想像よりも弾力がしっかりありました。
黒蜜と絡んだくずきりは、こんなに美味しいものだったの?と衝撃を受ける味でした。
朝、家を出て百味展にお邪魔して、お昼を食べていなかったのですが、意外と量も多くてお腹がふくれました。
周りと見ると、9割くらいの人がくずきりを注文しているようでした。
販売店で気になったもの
お店には生菓子や「菊寿糖」などの干菓子が並んでいます。
ガラスケースのサンプルを見ながら、注文するスタイルです。
生姜が効いた黒砂糖のお菓子という「黒板」がとっても気になりました。
次回は購入してみたいです。
百味展での鍵善さん