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【実食レポ】 「圓八」(石川県白山市) あんころ餅

KITTE大阪に行きました!という速報つぶやきから、時間があいてしまいました…
やっとのレポートです。

まず最初は、圓八(えんぱち)さんの、あんころ餅です。

こちらは、富山、石川、福井の北陸県のお土産物などをまとめて販売するアンテナショップのような「HOKURIKU+」での購入品。


竹の皮に包まれています。
小ぶりなあんころ餅9個入り480円(税込・2024年8月現在)

圓八さんは、石川県でメジャーな和菓子屋さん。

パッケージは、畑の見える縁側でいただいたらとっても絵になりそうな(個人的なイメージ)、竹の皮に包まれています。
さらにサザエさんとかで、お父さんが酔って指に引っ掛けて持って帰るお土産のイメージ!(あぁ…でも持てるように輪っかにはなってないし、あれはお寿司なのかな 笑)

あんころ餅にもうっすら竹の香りが移っているのもポイントです。

『圓八』の代表銘菓「あんころ餅」。その歴史は古く、当店が創業した元文2年(1737年)から、あんころ誕生にまつわる昔話が伝わっています。

「シンプルな菓子こそ、味に差が出ます。当店では全国唯一の製造法で、おいしさを引き出しています」(11代目・村山圓八)

竹皮に包むことにより殺菌と水分を保つ効果があります。江戸時代よりの先人の知恵が今も息づいてます。
三日間かけて作る餡(あん)は、なめらかな舌ざわり。竹皮の風味がほんのり餡に移り、おいしさを際立たせています。

圓八


竹の皮を開いてみると、ぺったんこになったあんころ餅が(笑)
私の持ち帰り方が悪いのではなく、基本的にこの状態です
箱入りは丸いです

もうこれは、ホッとする味という言葉がピッタリ。
お餅はやわらかく、作るのに3日はかかるというなめらかなこし餡と一体になっていて、スルッといただけちゃいます。

原材料は、砂糖(国内製造)、小豆、もち米、赤竹小豆、食塩/酵素(大豆由来)です。

あんころ誕生の「昔話」については、あんころ餅についていた紙に書いてありました。

元文二年(一七三七年)六月村山家二世のあるじが、四十二歳の時何を思ったのか裏庭に羅漢柏(らかんぼく)の苗木を植え「我が願いがかなうならこの苗木茂れよ」と深く祈り翌日の夕方妻子を残していずことなく立ち去った、残された家族が生活に困っていたところ、仲秋(陰暦八月)の眞夜中、僧の姿をした夫が、妻の枕元に立ち「我は山城國鞍馬山にこもり天狗について修行している、そこでお前に教えたいことがある、これこれの製法で餅をあんこで包み食べたもの息災延命、商うもの商売繁栄となろう」と、告げて姿を消したという、これが圓八あんころ餅の起こりである、以来一子相伝にて二百八十四年当家の庭には今も羅漢柏の木が茂り天狗の祠が鎮座している

圓八


形は気にせずでいいですよね
気軽にいただきたいおやつです

オンラインショップで冷凍を購入できますが、
大阪のショップで、当日消費期限のおやつをいただけるのは嬉しいです。

ちなみに本店ではあんこ味のソフトクリームがいただけるそうで(あんころ餅トッピングあり)、惹かれます…。

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