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どこまでが和菓子? 赤飯は?

ご訪問ありがとうございます。
初回は、和菓子について調べていくことにした理由をお伝えして、
いざスタート!
…なんですが、その前に、そもそも「和菓子」ってなに?ということを最初にまとめようと思います。
なぜなら、和菓子なのか洋菓子なのか、はたまた駄菓子なのか微妙なものってありませんか?


そもそも和菓子とは?

練り切りの綺麗なお菓子やお団子など「これは和菓子!」と胸を張って言えるものもたくさんありますが、「和菓子…なの?」と自信がなくなってしまうものもあります。
特に最近のおしゃれなパッケージに包まれた映え系のお菓子を見ていると、和菓子屋さんが作れば和菓子なのか…?と疑問符がいっぱい。

そこで和菓子とはなんぞや?の基本をおさらいしておこうと思います。

↓ これからおそらくお世話になると思われるのが「全国和菓子協会」のサイト。

このサイトで紹介されている和菓子の歴史をまずはチェック。
…果物の甘みを古代の菓子として楽しみ、日本最古の加工食品として餅が誕生。遣唐使が持ち帰った「唐菓子」が加工の幅を広げ、茶席でいただく軽食が和菓子を発展させます。ポルトガルなどの海外からのお菓子もやってきて、江戸時代には今もある和菓子が多く生まれました。

ーというのが、「超」ざっくりした内容です。
次に、具体的なお菓子の名称を確認しておこうと思います。

具体的な和菓子名

和菓子はさまざまに分類されるそうですが、
一般的には「生菓子」「半生菓子」「干菓子」に分けることが多いとのこと。
そこで、「和菓子の分類一覧表」から、これからいただくべき代表的なお菓子をピックアップしました。

■ 生菓子

餅物:おはぎ、柏餅、草餅、赤飯
蒸し物:蒸し饅頭、ういろう
焼き物:どら焼き、桜餅、きんつば、栗饅頭、カステラ
流し物:羊羹
練り物:煉切り、求肥
揚げ物:あんドーナツ

■ 半生菓子

あん物:石衣
おか物:最中
焼き物:茶通
流し物:羊羹
練り物:求肥

■ 干菓子

打ち物:落雁、懐中しるこ
押し物:しおがま、むらさめ
掛け物:おこし
焼き物:ボーロ、米菓
あめ物:おきなあめ

できるだけ知っている名称をメインに各分類から1種類以上選んだのですが、「石衣」「茶通」「しおがま」「むらさめ」「おきなあめ」は何それ?でした。追々調べていきたいです。
そして、和菓子屋さんでときどき目にしますが、「赤飯」も和菓子なんですね!

「朝生菓子」と「上生菓子」

和菓子といえば、実家でお抹茶と一緒にいただく練切りのお上品な生菓子と、おやつにいただくようなみたらし団子って、分けるべきもの?と漠然と思っていたのですが、その疑問が解決しました。

それは朝生菓子と上生菓子という分類です。朝生菓子は初耳でした。

朝生菓子は、つくったその日に食べる生菓子です。草餅、大福、団子など、なじみのある生菓子のほとんどが朝生菓子です。餅などのでんぷん質のものは、時間をおくとどうしても老化して硬くなります。やはり本来のおいしさを味わっていただくのが和菓子の真髄です。そのために、毎朝つくって、その日のうちに食べていただく。そうしたことから朝生菓子と呼ばれるようになりました。

一方、上生菓子は、手技の技術を生かして、季節の風物を映しとってつくる煉切りなどが代表的なもので、多くの品は2~3日はおいしく召し上がっていただけます。

全国和菓子協会

すごく知りたかったことを知った気分で、今日いちスッキリ。

これから

本当はもっと奥深いものなのだと思いますが、これで和菓子かどうか一応判断できるようになりました。
これから少しずつ進んでいきたいと思います。


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