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【実食レポ】 「伊勢屋本店」(兵庫県姫路市) 玉椿

姫路城近くにある「伊勢屋本店」さんは、元禄年間創業のお菓子屋さんです。
代表銘菓「玉椿」をいただきました。



和菓子然とした包装です
「2024年秋より、若い方にも手に取ってもらいやすいように、
従来黄色だった5個入りの包装紙を、ピンクにリニューアルしました」


姫路藩の酒井家御用菓子司の伊勢屋本店さん。

「玉椿」

天保年間、11代将軍徳川家斉の娘と姫路城主酒井忠学との婚礼の頃に作られました。

しっとりとした黄身餡を薄紅色の求肥で包んで「椿の花」に見立てており、原材料に 白小豆(しろしょうず)を使用しております。白小豆は、淡い黄色味をおびた白色をしており、香り豊かな風味と上品な甘みがあり、皮が柔らかく口当りが良い食感が特徴です。

伊勢屋本店


5個入り788円(2004年9月現在)


ピンクの求肥に黄色の黄身餡で椿をあらわしています

婚礼のときに作られたということに納得のかわいらしいピンクの求肥の生菓子です。

求肥がとっても柔らかなので、おそらくくっつかないように表面にたっぷり粉(原材料を見るとコーンスターチっぽい)がついているので、できるだけはらっていただくのがおすすめです。(唇が粉だらけになるし味の邪魔になるので)

黄身餡には、手亡豆だけでなく貴重な白小豆が使われています。
そして結構卵感があります。
特徴があっておもしろいですね。

原材料は、砂糖(国内製造)、餅粉、手亡豆、白小豆、水飴、卵、澱粉、食用生成加工油脂、コーンスターチ/トレハロース、着色料(赤106、パプリカ色素)です。

例えば「玉椿」の黄身餡に使う白小豆(しろしょうず)は、通常の手亡や小豆に比べ栽培が難しく希少な豆ですが、上品であっさりとした味わいを生かすために使っています。

伊勢屋本店「五感で選ぶ、原材料の吟味」

夏は8日、冬は9日の日持ちなので、国宝・世界遺産「姫路城」とセットでお土産にどうぞ。


2023年「姫路城」
天気が良くなかった日のリアル(笑)


↓ 「求肥」についてはこちらで調べています


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