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大川原化工機 冤罪 国賠訴訟の概要

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大川原化工機及び同社社長他幹部が外為法違反(不正輸出)として起訴され、第一回公判期日の直前に一転して起訴が取り消された冤罪事件を、弁護人であった当事務所の弁護士が解説します。 最…
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#国賠訴訟

大川原化工機事件控訴審 F巡査部長証人尋問 (原告側による再現メモ)

<東京都> 指定代理人 嶺翔士 乙53・乙103を示す。 これら指定代理人が証人が聞いた内容を…

最終準備書面(冒頭部分抜粋)

はじめに  本準備書面は、証人尋問及び原告ら本人尋問の結果を踏まえ、原告らの主張の正当性…

原告島田 本人調書

6月23日に行われた島田元取締役対する尋問結果を公開します。尋問調書をベースに一部誤記を校…

原告大川原 本人調書

6月16日に行われた大川原社長に対する尋問結果を公開します。尋問調書をベースに一部誤記を校…

駒方検事 証人尋問再現(統合版)

駒方和希検事は、2021年4月に東京地検公判部に着任し、前任の加藤和宏から事件を引き継ぎまし…

経産省T検査官 証人尋問再現(統合版)

経産省の上席安全保障貿易管理官T(当時)は、2017年10月から2018年2月に行われた経産省と警視…

塚部検事 証人尋問再現(統合版)

塚部検事は、逮捕の約8ヶ月前から主任検事として大川原化工機事件の捜査を担当し、公安部による逮捕状請求にゴーサインを出し、勾留請求、起訴を行いました。既に公安部刑事から大きく立件方法に捻じ曲げられた捏造事件であったとの証言が出ている中、起訴前に塚部検事にどの程度の情報が共有され、また、塚部検事が公安部や経産省にどの程度突っ込んだ確認をしていたかが焦点となった尋問でした。 以下は、被告東京都、原告による各主尋問をベースに、原告主尋問、被告国反対尋問、被告東京都再主尋問、裁判所補

M警部 証人尋問再現(統合版)

M警部は、大川原化工機事件の捜査本部の幹部(係長)で、捜査方針の立案、捜査の指揮を行いま…

F巡査部長 証人尋問再現(統合版)

F巡査部長は、当初証人となる予定がなかった刑事ですが、被告東京都が「T警部補は実験について…

A警部補 証人尋問再現(統合版)

A警部補は、島田さんの取調べを担当したほか、四ノ宮教授、清水准教授といった有識者の聴取を…

H警部補 証人尋問再現(統合版)

2023年6月30日の証人尋問で、本件捜査に当たった警視庁公安部のH警部補が出廷し、大川原化工機…

A警部補による違法な取調べの数々【大川原化工機国賠訴訟8】

大川原化工機及び同社社長他幹部が外為法違反(不正輸出)として起訴された事件で、2021年7月3…

公判維持のために主張を変遷させた検察官と、その先にあったもの 【大川原化工機国賠…

大川原化工機及び同社社長他幹部が外為法違反(不正輸出)として起訴された事件で、2021年7月3…

警視庁公安部の行った実験とその不備 【大川原化工機国賠訴訟6】

大川原化工機及び同社社長他幹部が外為法違反(不正輸出)として起訴された事件で、2021年7月30日、第一回公判期日を目前に控え、検察官は異例の起訴取り消しを行った。これを受け、東京地裁は8月2日に公訴棄却を決定。事件は突然に終了した。2021年9月8日、大川原化工機らは、警視庁公安部による大川原氏らの逮捕、及び検察官による起訴等が違法であるとして、東京都及び国に対し、総額約5億6500万円の損賠賠償請求訴訟を提起した。 警視庁は、噴霧乾燥器の規制要件のひとつ「定置した状態で