[3月の積読消化] アメリカ小説~単行本が好きなんです
本当は本は単行本が好きです。単行本>文庫本>電子書籍。だけど、置く場所がなくて書棚も倉庫もめちゃくちゃなんですよね。先日も倉庫に置いてあった本を家族が勝手に捨てており、大喧嘩になりました。まあ、整理しない自分が悪いんですが。
3月に消化した積読。
カポーティの短編集でずいぶん昔に買ってたぶんそのとき読んだと思うんだけど記憶がおぼろげなので再読しました。素晴らしいですね。アメリカの街の小さな日常が和やかに描かれています。カポーティは「冷血」と「ティファニー...」は学生の頃に読みました。読む時期によるのかもしれませんが、今ならカポーティはこの短編集が個人的にイチオシですね。
ブコウスキーはこれが初めて。飲んだくれでだらしないやつの話ばかりです。破滅的で薄汚いトーンなのですが例えばエルロイみたいなノワールでおしゃれな感じはなく泥臭い。ブコウスキーまた読もうかなという気にはならないかも。他に積読あるし(笑)。
映画は公開当時に観たのですが本は放置してました。うーん、面白くなかったですね(笑)(映画もつまらなかったけど)。読み応えはありますが、ぼくの読み込みが浅いのかな。殺人鬼なんですが、その部分の描写は少なくて、ブランドがこれでもかと出てくるエリートリーマンの生活の描写のほうが多いので退屈でした。文学的には反響が大きかったと聞きますが面白いかと言われるとNOですね。ただ中古本しか買えないと思うのでこの単行本けっこう貴重?(笑)
ということで3冊紹介しましたがおすすめはカポーティでした。
それではまた。