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紅伝説ジ・エッセンシャル・キング・クリムゾン~クリムゾンのCD買うならこれ!
こんにちは。またもやキング・クリムゾンのネタで恐縮です。
愛してやまないキング・クリムゾンですが、聞いてみようかな?と思った方にではこれを聞いてくれ!というアルバムを本当は紹介したいのですが、残念ながらなかなか難しい。。
というのは、クリムゾンは時期やメンバーによって音楽性がかなり異なるのでどの時期のクリムゾンがリスナーにあうのか、わからないからです。どんなバンドでも長くやってると音楽性の変化はつきものですよね。ボブ・ディランは電化前後がありますし、中島みゆきだって初期のアコースティック寄りのフォークからご乱心の時代を経てポップサウンド、ソフトロック寄りになってファン層が変わったりしますからね。
でもそんな方にぴったりのクリムゾンのCDボックスがあるんです。いや、正確に言うとあったんです(笑)。
これですね。
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ぼくは同時代にLPで聞いているので、CDを買ったのはこれが初めてでした。4枚組の豪華なボックスです。帯がなくなったので調べたら「紅伝説」という邦題みたいですね。ものすごい情報量のブックレットがついてきます。
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選曲はフリップ先生監修のもと文句なし。1984年までのアルバムから美味しいところを押さえています。1-3枚は時期別で前記中期後期という感じで、人によってどの時期のクリムゾンがあうのか判定するのにぴったりなので、気に入ったCDがあればその時期のアルバムを買えばいい。また、4枚目はライブでこれもまたうれしい。
そしてきわめつけはこれ。
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メンバーの系譜図。ELP、エイジアやUKはもちろんロキシーやヒープ、ジェネシスやイエス、ゴング等々、さまざまなバンドとのつながりがわかります。極めて貴重!
このボックス、1万くらいだったと思いますが、豪華な付録を考えればおつりがきます。今も中古があると思うので、日本語版で良品で安ければ間違いなく買いだと思います。
これでもし中期(ウェットン、ブルーフォード、クロス、フリップのころ)のクリムゾンが気に入ったならライブCDボックスの最高傑作はこれだと思います。
正直、1990年以降のフリップは後から後から昔の音源を拾っては売り出したり、リマスタリングと厚生を変えては売り出したり、あこぎな商売をしていてそのやり方は好きじゃありません。なので、ぼくがクリムゾンのCDボックスで持っているのはこの2つだけです。このライブ音源は、ストリーミングでも聞けますね。これがそのなかのひとつ。
ど迫力のウェットンのベースがかっこよすぎです。イージーマネーは、スタジオ版よりライブ版のほうが圧倒的にかっこいいですね。
それではまた。