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渡辺 杜太朗
2022年6月26日 07:47
産まれたての無明天外戻れぬ無垢の先明日葉の希望心安らぐ純の声道すがりの哀しみは異様な擬態の人馴染それなりの歩行に道なりの風は行く高貴な宮殿に勿忘草の面影あゝ愛しき我が理性
2022年6月12日 12:53
早めの梅雨入りで毛のない心は驚いていた雨粒を避ける様に私たちは踊って逃げた低い空は今怒った様にこっちを睨んで虫たちは隠れ子猫は眠り私も踊り疲れせっかく遠くへ行こうと思ったのにこんなに雨降りじゃ何もかもが憂鬱で頭が痛いなあなたはいないな少しは笑えるかな部屋で一人ふけっているの
2022年6月10日 23:00
御告げを待つのは得意じゃない神風吹くのはいつにやら小言をぶつぶつ言うんじゃないおみ足進めてうんとこしょ前だけ見てたら転ぶじゃない心配ごとなら任せなさい心にじんわり響くじゃない手枷 足枷 外せばいいわこの世は幻 現者堕ちれば快楽 戻れば地獄出る杭打つ奴 へのへのもへじやっとこ やっとこ歩いた足腰この世は幻 現者鏡の世界へお生きなさい対面お顔は笑ってる?鏡の中から笑
2022年6月5日 16:57
眠そうな秒針泳ぐ珈琲浮かんだ私は部屋の中歩く音楽寝そべる豆球浮かんだ私は星の外この休暇は宇宙の外でパスタを巻いてくるくる踊る働き者の布団沈む白月溺れる愛は瞳の中へめり込む太陽うずくまる運命溺れる愛は地球の中へこの休暇は宇宙のヘソで砂糖を入れた紅茶を覗きくるくる踊るくるくる踊る
2022年6月3日 14:46
夢をみていた静かな森で騒めく木々から溢れる慈愛暗くはなくて明るくもない溢れ日が絶え間なく涙を乾かす不思議な木の実甘酸っぱくて心の悲哀晴れていく夢を見ていた静かな森で佇む私は根を張った少年の様風を纏った少年の様