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セルフイメージの作り方

あなたは自分自身のことをどんな人間だと思っていますか?

「自分って最高だ!」
と思っている人もいれば、
「自分はダメだ」
と思っている人もいるでしょう。

このように、自分に対して思っていることをセルフイメージ
といいますが、なぜ同じ人間でも、こんなにも違った
セルフイメージになるのでしょうか?


セルフイメージ をいい換えると、自身の心の在り方です。

つまり、今まで生きてきて作り上げられた心が、
セルフイメージ を作り出しているということです。

では、心はどのように作られているのでしょうか?


心は、聴いた言葉によってつくられています。



ここで、五体不満足の著者で有名な
乙武洋匡さんの逸話をご紹介します。

乙武さんは生まれたときから四肢障害で、
両腕と両脚がありませんでした。

乙武さんのお母さんは、乙武さんが初めてのお子さんで、
病院の先生は、産まれてすぐの乙武さんを、
お母さんに会わせなかったそうです。

なぜなら、出産直後の母体は、ホルモンバランスが悪く、
その状態で、四肢のない状態の我が子と会わせたら、
気が動転してしまう可能性があったからです。

なので、病院の先生は、ウソをついて会わせなかったそうです。


そして、数日経って、お母さんの状態も回復してきて、
何日も会わせないと逆に不安にさせてしまうので、
いよいよ対面という日がやってきました。

それでも、会った瞬間に気を失ってしまうほどの
ショックを受けてしまう可能性があったので、
ストレッチャーという担架を用意して、
いよいよ対面しました。

そして、その四肢のない乙武さんを初めて見たとき、
お母さんは、第一声なんといったのでしょうか?




「なんてかわいい子なの!」

「いい?あなたは何でもできるのよ」



この二言を、お母さんは、乙武さんが
大人になるまで毎日いい続けたそうです。


乙武さんが小学生になって、周りから
「手なし、足なし」とからかわれても、
お母さんは、

「あなたは本当にかわいい」
「何でもできるのよ」

と毎日いい続けたそうです。


乙武さんは、大人になってこういっています。


「僕は、手足がなくて、不便なことはあったけれど、

何不自由なく大人になった」

「僕は、自分が大好きなんだ」


乙武さんは自分のことが大好きです。
だから、自分の思ったことは、全部実現させてきました。


本を書きたいといって本を書きました。

講演会をやりたいといって講演会をやりました。

教育を目指したいといって小学校の教員もやりました。

結婚して3人のお子さんにも恵まれました。


四肢がないという一見大きなハンデを背負いながらも、
そのハンデをものともせず、やりたいことを全部実現できたのは、
乙武さん自身が「何でもできる」と思っていたからでしょう。

なぜ彼が、「何でもできる」と思っていたのか。

それは、彼の心が、聴いた言葉によって作られているからです。

生まれてからずっと、彼のお母さんがいい続けてきた、

「あなたは本当にかわいい」
「何でもできるのよ」

という言葉によって、自分にできないことはない
というセルフイメージとなったために、
やりたいことを実現できたのです。

それくらい、私たちの心は、
聴いた言葉によって作られているんです。


「じゃあ、小さい頃から、
お前はダメだと親に言われ続けてきた私は、
どうしたらいいの?」

大丈夫です。

心は作り変えることもできるからです。

この仕組みさえ知っておけば、
あなたはあなたの望んだセルフイメージを
手にすることができます。


ではどうするか?

オススメは、Youtubeで、自分の望む歌詞の曲であったり、
セミナー動画であったりを部屋に流しておく。

こうなりたいという自分の言葉に毎日触れることで、
今からでも心を作っていくことができます。


思い出してください。

生まれたときは、誰しもが歩けないし、話せないし、
何もできないところからスタートしています。

確かに今までは、思った通りにできなかったり、
失敗したりして、自信を失ってしまっているかもしれません。

でも、この乙武さんの話が示していることは、

結果を出す前から何の根拠もなく自分にはできる

というセルフイメージを持っていたということです。

そして、そのセルフイメージは、

何の根拠もない言葉によって作られています。


言葉には力があります。

心は、聴いた言葉でつくられる

このことを利用して、今日から
あたなの望むセルフイメージを作っていってください。


#セルフイメージ #人生哲学 #自己啓発
#行動心理学  #言葉の力

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