御社の組織開発、DX、DevOps、アジャイルは、なぜ上手く行かないのか


なぜ、アジャイルが上手く行かないのか…理由はとても簡単だった

ズバリ、ひとことで言うと、
「今までと同じマインドセットで、経営、組織開発、DX、DevOps、アジャイルに取り組んでいるから」
です。

例えて言うと、ずっとやってきた野球のときと同じような動き方でラグビーをプレイするようなものです。
ラグビーのルールや役割を覚えて、ラグビーのユニフォームを着て、ラグビーのコートに出ても、
ラグビーのように頻繁に攻守が入れ替わり、グラウンドを縦横無尽に走り、監督の細かい指示を受けていられない状況で、
野球の時と同じように、バッターボックスに入る順番や攻守が決まっていて、決められたポジションから殆ど動かず、頻繁に監督のサインや指示を待っているようなプレイをしていたら、どうやっても勝てません。
(ねんの為に言っておくと、野球が悪くラグビーが良いスポーツという意味ではありません)
(前提として、事業を進めるにあたって、不確実性や技術リスクが高い、顧客需要の変化が早い、顧客需要の多様、その上でも事を前進させなければならない場合を前提としています)

こう例えると、「そんな変な事しないよ」と思ってもらえる人が多いのではないでしょうか。
しかし不思議と、仕事となると多くの企業が「そんな変な事」をしているのです。
試合に勝つ(事業の目標達成)ために試合に出て(競合と一緒の土壌で事業をして)も、試合に勝つための考えや動き方で臨もうとせずに、試合に勝てそうにない今までの考えや動き方や組織構造を保つことを優先して試合してるんです。

経営、組織開発、DX、DevOps、アジャイルが上手く行くために絶対に必要なもの

これらが上手く行くためには、絶対に必要な条件があって、それは

  1. 現在の事業の状態に問題を感じている

  2. 自分たちの今までのやり方ではいけないと感じている

  3. ある程度の決定権者が、上記を危機と感じている

この3つが、揃っていることが絶対に必要です。

大体ですよ。
自分でやってみて、長年企業経営やってきて、問題、悩みを長いこと抱えているのは何故でしょうか。
血液検査で毎回、要検査項目あるし、メタボ判定されているし、ダイエットしなきゃな〜と思っているのに、何年もできていないのは何故でしょうか。
同じ習慣、考え方、問題意識のままだからです。
アジャイルもダイエットも、本気でやれば少なくとも現場レベルでは3ヶ月、遅くて半年で成果は感じことができるのに
その根本は意識、マインドセットが生み出しています。
(ここで、ベンダーロックしてるから仕方ないじゃないか!という声が出てきたりしそうですが、別の場で斬るのでお楽しみに)

2番目は、これを認識していれば1番目も自動的に認識している可能性が高いですが、1つ罠があって、1番目のことを認識していても、2番目を認識していない企業も多いのです。
これが、冒頭でお話した「今までと同じマインドセットで、事業を続けている」状態ですね。
3番目は、これを認識していないと行動に移さないんですよね。経験上、「このままではマズいのに、経営層が売上売上言うから、今までと同じやり方で数字上げてる」とかですかね。経営層は数字しか見ないので上手く行ってると勘違いするんです。
(例えば8月31日にならないと小学校の夏休みの宿題をやろうと思わないみたいなもの…という例えを思いついたのですが、自分自身は31日どころか殆どやったことがないので説得力がなく…他にいい例えが思いついたら更新します)

この、3つの条件が揃っていない場合、いくら資金と年月をかけても成果は出ません。
まぁ、やっている内に気づくこともある…かもしれませんが、
創業から二桁年以上やってて、長年同じ企業課題を抱えているのに、この2条件が揃っていないのであれば、その後もずっと変わらない可能性が高いでしょう。
なので、自分たちの今までのやり方(を産み出している思考、判断基準)ではいけないと感じている

組織開発支援、アジャイル支援、ダイエット支援は似ている

特に、外部から組織改革支援を請ける場合、
どうやっても成果が出ないのが分かっていて支援を請けてしまった場合、双方で不幸になります。

例えて言うと、ダイエット支援の依頼を請けても、
暴飲暴食を辞めず、運動もしない、今まで通りの習慣のままのクライアントだったら、どんなダイエット支援技術があっても、クライアントに痩せた結果をお届けできさそうなのはイメージしやすい例かなと思います。

僕は、結構前にくも膜下出血で3週間ほど入院していたのですが、2週間くらいして峠を超えた時に、
病院食が物足りなさすぎて、入院していた個室にピザを配達させてナースステーションが大騒ぎさせたことがあります(禁止ではないと聞いたので…)
こういうことするヤツがいるくらいですから、ダイエット目的となったら時に厳しく禁止する必要も出てくるわけです。
しかし、組織改革支援も、アジャイル支援も、ダイエットコーチでも、依頼主が強い立場になるわけですから、
「今まで、コーラがぶ飲みでやってたんだから、急に辞められるわけ無いだろ!」
「そこをなんとかするのが、お前らだろ!」
なども言えてしまうわけです。
支援するプロから言わせて、そんなマインドセットで結果にコミットできる?!って思ってしまいますよね。

ということで、なんとかザップの宣伝記事みたいになってしまいましたが、
組織開発支援、アジャイル支援、ダイエット支援も、結果にコミットする!ためには、
クライアント自身が心から、今までの習慣を改めようとする心を持っていることが絶対というお話でした。

それが一番大変なんだよ!どう変わったら良いか分からないんだよ!という声、分かります。
そんなフェーズからご支援できるよう、日々自己研鑽していますので、相談だけでもしてみたい!と思われた方は、
お話だけでもお聞きしますので、ぜひ、お気軽に相談ください。

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