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匍匐前進してでも学校に

もう40年も前の話。

僕が小学2年のとき、それは起きました。

先日書いた、蜂へのリベンジをする1年前の話です。

子供の足で歩いて3分もかからないところに小学校がありました。

今と違って、それぞれの先生が己の信念をもって教育をしていたように思います。

その頃の担任の先生は、50歳くらいの男の先生、元は音楽の先生で、教室に1台置いてあるオルガンを先生が弾き毎日歌を歌ってたような記憶があります。
全校集会のときは、その先生が指揮をされていました。

先生は、
忘れ物にめちゃくちゃ厳しく、忘れ物1つにつきゲンコツ1発。忘れ物が多いと、顬(コメカミ)に向かって、両サイドから。

確実に顬を捉えるために、顬をゲンコツでグリグリして、位置を正確に確認します。

顬のヒットポイントが判ると、勢いをつけて両側からゲンコツで挟み込みます。ちょうど、お寺の鐘を両側から突くようにです。😱

それはそれは大人でも悶えるほどの威力でしょ?


後々書きますが、僕は忘れ物が多い性格です。

自宅の近さを最大限活かして家に取りに戻ったりしてましたが、それでも忘れ物があり、担任が変わるまでの3年間、ゲンコツによる顬クラッシャーを何発食らったか分かりません。


それでも、学校が楽しくて、たのしくて、皆勤するほどでした。

毎日、バカなことばかりやって、皆んなを笑わせるために登校していました。

1学年200人、全校1200人。
マンモス校でした。

いつもバカなことばかりやってるので、上の学年、それも1つとか2つではなく、1番上、6年生からしょっちゅう、お呼ばれされてました。

そして、暑くなり始めた頃、身体に異変が起きました。

朝、目が覚めると、全身に力が入らないのです。

ものを掴む力も出ない。

意識は力を入れているのに。

そうすると どうなるか。


這ってでも進もうもするんですね。

匍匐前進(ほふく前進)しながら、1階のリビングを目指すんです💕

なんとか、やれることをやろうとする。

思い出すとホントよくやったと思う。

なんせ、その先は楽しくてしょうがないんだから、、、学校に行きたくてしょうがない。

食卓に着き、朝食を食べていると力が戻り、食べ終わる頃にはまあまあ歩けるくらいになっているので、普通に登校しました。

次の日も朝起きると、
また同じように匍匐前進で一階へ。


こんな感じで、
小2の夏の朝は、毎日、匍匐前進から始まりました。

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