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【マス研員の本棚企画 vol4】圧巻!800冊の本棚

読んだ本が私たちの糧になる。
ならば選び抜かれた本棚には、
その人を知る〈なにか〉が詰まっているはず…!
この企画では個性あふれる本棚を紹介しながら、
日々雑誌作りに関わるマス研員の裏側に迫ります。

今回は特別編!蔵書数が桁違いだったため、単発記事でお届けします!!


メインの本棚
漫画がぎっしり!
実写化された話題作も…!

本棚Q&A

・この本棚のこだわりは?

蔵書数は約800冊(兄との共同)。基本的にシリーズごとにまとめられている。アニメで最初の方のストーリーを追うので、全巻揃えていないことも多い。自分が一番読みたい本を一番上の目立つところに置いている。本棚の右上は音楽コーナー、その下は小説という配置。本棚の上には絵画を飾っている。最初は漫画全部に透明カバーを付けていたが、最近は冊数が多くて付けられていない……
本棚は2019年の台風で倒れた庭の木から親が作ってくれた。地震が怖いので、天井で固定している。


本棚の拡大版。見るだけで楽しい!

・好きな本、おすすめしたい本は?

『進撃の巨人』

巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は、巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。
だが、名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の闘いが始まってしまう。

『進撃の巨人』公式HPより
https://shingeki.net/#/

700冊以上の漫画の中でNo.1は『進撃の巨人』。緻密に張り巡らされた伏線。そして現実の世界にも通じるような民族問題、差別、戦争というテーマ。普通のマンガは一回読んだら終わりだが、進撃の巨人は読み返すたびに新たな発見があり、様々な問題について深く考えるきっかけを与えてくれる。この作品は後世に読み継がれるべき名作だと思う。


『キングダム』

時は紀元前、春秋戦国時代。いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は500年もの動乱期。戦国七雄の一つ「秦国」の身寄りのない少年・信と漂は、今は 奴隷のような身なれど、いつか武功をあげて天下一の将軍になることを夢見て修行に励む。そんな二人が偶然、秦国の大臣に出会ったことから運命の歯車が動き出す!

『キングダム』公式HPより
https://youngjump.jp/kingdom/

中学生のころから読んでいる『キングダム』。実写版も好き。多くの漫画は途中で飽きてしまうことがあるが、この作品はずっと面白い。大迫力の戦闘描写や威厳のあるキャラクター、アツいセリフ。ページからとてつもないエネルギーを感じるのがこの作品の魅力。魂を削って作品がつくられているのを感じる。

『同志少女よ、敵を撃て』

独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために……。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵”とは?

早川書房 HPより
https://www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0005210064/


戦争映画好きが高じて読んだのがこの作品。最初はこんなに厚い本を読める気がしなかったが、スラスラと読むことができた。臨場感溢れる戦闘描写が巧みで、恐怖すら感じる。戦争という大きな出来事の中でもその中にいるのは"人間"であり、一人一人のドラマがあるのだと痛感した。戦争とは、人間とは、女性とは何か......。ぜひ映画化してほしい名作。

『ROCKIN’ON JAPAN』『SWITCH』

時々買っている音楽雑誌。最近特に面白かったのが『SWITCH』のVaundy特集。彼独自の"レプリカ"という考え方やものづくりに対するこだわり、歌詞とメロディの捉え方が新鮮に感じられた。「不死身の男になる」と語るVaundy。この特集を読んで自分が彼の音楽を好きな理由がわかった気がした。


こちらは小説も

・好きな作家と、その理由

諌山創先生

『進撃の巨人』では伏線が回収されるのが5年後、10年後であることが多く、「諌山先生はどこまで見えてたんだ?」と言いたいほど、ストーリーの作り込みが凄い。また、些細なコマのディテールやストーリーの構成能力も圧巻である。

小畑健先生

大場つぐみ先生など、マンガ原作者とタッグを組んで作品を作ることが多い小畑先生。とにかく絵が綺麗!最近はデジタルを導入し、その描写力は芸術の域に達している。
おすすめは『プラチナエンド』。小畑先生の代表作『デスノート』は悪魔が登場する話だが、『プラチナエンド』は天使が登場する話だ。また、漫画家を題材にした『バクマン。』もおすすめ!


・図書館派?書店で購入派?

本屋派

自分がお金を払って買ってないから、図書館で本を借りると義務感がない。自分で買うと、「読まないと損」「最後まで読まなきゃ」という切迫感が生まれる。図書館は今まで勉強するところだった。空間としては好き。本の帯のキャッチコピーや発行部数を見て楽しめるのも本屋で本を買う醍醐味。漫画は出版社ごとに匂いが違うということも、購入ならではの楽しみ方。

・次に読みたい本は?

原田マハ『生きるぼくら』
ジャケ買い。表紙が綺麗。原田マハ作品は『楽園のカンヴァス』だけ読んだことがある。
直属の先輩が勧めていたから読みたい。

原作:クワハリ 作画:出内テツオ『ふつうの軽音部』
最近ハマっている漫画。軽音部の高校生たちの人間関係がリアルでキャラクターもいい。ライブの描写もアツい。そして何より選曲がガチ(ナンバガやandymoriなど)。邦ロック好きにはたまらない漫画!


本棚企画員からのコメント

ああ羨ましい。一生に一度はこれくらい本を集めてみたい!近年のヒット作を余すことなく収集している彼は、民間のTSUTAYAとも言うべき存在かもしれない。本棚はまさに人生そのもの、膨大な写真を細かく見ていくと、『嫌われる勇気』や『遊牧国家の誕生』など、彼が辿ってきた軌跡を垣間見ることができるだろう。冬の入り、蔵書を観ながら、彼の人生を勝手に想像してみてはいかが。




一人として同じ人間がいないように、一つとして同じ本棚はありません。これを機にじっくり自分の本棚を眺めてみるのはいかがでしょうか?

 個性豊かなマス研員が作りだすフリーペーパー「ワセキチ」は以下のリンクから読むことができます!

早稲田で最もアツイ出版サークル-早稲田大学マスコミ研究会 (waseda-massken.com)

次回もお楽しみに!





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