『やってみよう! Values Card』(6)いざ、リフレクション
RayArc(レイアーク)の皆さま、おつかれさまです。新規事業ユニットです!
先日開催したワークショップ『やってみよう! Values Card』のふりかえり。RayArcのお隣の組織にて企画と当日のファシリをしてきました。
今回は企画・進行側のお話。つまりファシリテーターのふりかえりです。
『やってみよう! Values Card』とは
お隣の組織の会議にて。メインパートとしてチームビルディングワークショップを開催しました。それが『やってみよう! Values Card』です。
大切なステップ、リフレクション
ワークショップを開催したら、企画・進行側のふりかえりを行います。このふりかえりはリフレクションと呼ばれることもあります。
企画のコンセプトとプログラム(流れ)の設計、そして当日のファシリテーションのねらいはなんだったのか
実際に起きたこととギャップはあったか
つまり『準備したこと』と『実際に起きたこと』を客観的に(ときにはあえて主観的に)突き合せて、次につながる仮説、学びを見つけるのです。
準備したこと
開催の経緯・続き
開催の経緯をおさらいします。
ワクワク魔人S(新規事業ユニット)が『Wevox Values Card』のイベントレポを掲載
イベントに参加したDKDKパンプさんが、切り干し大根さんに『Wevox Values Card』を提案
切り干し大根さんからワクワク魔人Sに「うちでも、やってみたい!」相談メールが届く
ここまでが、以前もお伝えした部分です。
立ち止まったら実現しません。さらに調整は続きました。
実現に向け、切り干し大根さん+ワクワク魔人Sがネゴ行脚
開催+ワクワク魔人Sの特別参加OKもらう🎉
メインワークのコンセプトと流れを決め、必要なものを洗い出す
足りないものは、連携して準備
DKDKパンプさんとも連携し、当日に臨む
こうして実現したのが『やってみよう! Values Card』でした。
企画の枠組み(ザックリ)
全体的な枠組みは、以下のとおり。
2チームにわかれる
Wevox Values Card(オンライン版)の実施
全員で感想戦
企画の枠組み(詳細)
進行表を用意し、ステップごとに以下の観点で計画しました。
じかん(所要時間、分単位)
やること(活動内容)
ねらい(活動のねらい)
きをつける(留意点)
いるもの(必要な道具など)
実際に起きたこと
1.(全員)チェックイン
切り干し大根さんからの全体的な連絡事項などが終わると、Values Cardのパートに入ります。ここでバトンを受け取りました。
すでに場があたたまっており『THE・アイスブレイク』的なチェックインは不要と判断しました。私からのあいさつのみで、さくっとチェックイン。
これはギャップというよりも、むしろ、
場に対して、杓子定規にならずに対応できた
とポジティブにとらえています。
チェックインがスムーズだったのは、
切り干し大根さんが企画を丁寧に説明してからバトンを渡してくれた
のも大きかったですね。ありがとうございます!
2.(全員)流れ説明
進行スライドに助けられつつ、説明を進めてきたワクワク魔人S。
ブレイクアウト直前で、はたと気づきました。
進行表では「状況に応じて質問を受け付ける」としていたのに…。
質問の受け付けをブレイクアウト直前まで思い出さなかった
カイゼンポイントである
ギリギリで思い出せたのは、進行表を検討しておいたから
準備はGoodな面もあった
3.(全員)ブレイクアウト準備
気づいたからには、即、リカバリーです。
おおっと!?
まっさきにGMから『物言い』が!
いや、違う。これはむしろ『助け舟』です。
チームでファシリすると、心強いですね!
チームでファシリすると、心強いですね!(2回目)
ここでDKDKパンプさんが気づいてくれたのは、
アカウント作成は全員でやったほうがよい
(ブレイクアウトでわかれる前に)
ということです。
計画段階では「ルームIDの展開とセットかな」と漠然と考えてました。そしてルームIDの展開は、混乱の回避のためわかれてから実施しようと。なし崩し的に、アカウント作成もブレイクアウト後に設計しておりました。
いざ、その場面になってみると、気づくのですね。
現場の学びというヤツですね…。
チームでファシリすると、心強いですね!(3回目)
4.(チーム)ルーム入室
ここで両チーム同じトラブルが発生しました。
BチームのGMから、終了後にこんなフィードバックをいただきました。実はAチームでも、一部の人がルームに入れない問題が起きたのです。
こんなとき、
すぐに解析・解決モードに切り替わるのが、なんだかんだでエンジニアです。なお、Aチームではルームをつくりなおしたら解決しました。
5.(チーム)Values Card実施
いよいよ実施です。
ここでのねらい(のひとつ)は、
ことでした。
結果どうなったかというと…。
このフィードバックの「大切そうなもの」という言葉は、まさに本質です。
「大切そうなもの」と「大切なもの」は違う
だから、捨てることを通じてその2つをわける
それは、価値観を『自分ごと化』すること
フシギな没入感とカタルシス。そして、他の人の価値観にも自然と関心が高まる背景には、この『自分ごと化』が一役買っていそうですね。
6.(チーム)結果登録〜メインルームへ帰還
この部分は、進行表であまり細かく言語化していません。
時間が押すこともあまることもある、揺らぎの大きい部分
チームは2つあり、舵取りはより複雑になる
細かく決めすぎると、歯車が狂ったときかえって混乱する
そこで、大方針だけ以下のように決めておき、
デッドラインの管理
ブレイクアウトルームの時間制限にまかせる
時間より早く終わったら?
チーム内で感想戦(これは進行表にも書いていた)
時間切れになったら?
全員集合後もValues Cardのルームは残る
ちょっと泥臭いが、声かけ合えば終わらせられる
あわてず臨機応変に
あとは当日チャット(Googleスペース)で連携し帰還の流れをつくりました。
Aチームの場合、時間より早く終わるパターンになりました。このため、時間切れでパツーンと戻されるのではなく、
まるで、なんらかの意志を示すように。DKDKパンプさんの号令で、一人ひとりルームを抜ける形に。価値観共有の直後ということもあり、ちょっと胸アツな展開でした。
7.(全員)感想戦
価値観共有時のエピソードや、共有に使ったAdaloアプリのことは、すでに書きました。よいところ、手ごたえも大きかった場面です。
しかし進行表を見ながらふりかえると、カイゼンポイントありますね。
相互に『思い』を伝えあう時間を、もっと取れたらよかった
Zoomで全員集まると、ガヤ的に発言するのは厳しい
進行を妨げないように…と、発言しない人もいたかも
そんなときこそチャット、だったのだが…
「『思い』をチャットで発信してねー」と、うながしていたら?
気をまわして、ひとこと伝えればよかった
進行表で「チャット欄使ってもいい」と書いてたのに…
まだまだ修行が足りん! 次に生かしたいと思います。
8.(全員)フィードバック
参加者の皆さま。フィードバックフォームへの回答、あらためてありがとうございました。すごい速さで回答が集まる様子にも熱量を感じました。
こぼれ話
そういえば、カタカナの価値観はあまり残らなかったような…?
少ないというか、ほぼ選ばれていません。全体の傾向に視点をずらすと、組織のカラーも、ほんのり見えてきます。
このような「〇〇禁止ミーティング」を、よりRayArcにピッタリなテーマでやってみたら別の気づきがありそう。RayArcなら、なにを禁止すると盛り上がるか…と考えるのも、また楽しいですね。
ふりかえりは終局に向かう
次回こそ締めます! 感想いただけたら、とてもうれしいです!
(新規事業ユニット・ワクワク魔人S)