『ついカッとなって』40周年記念ボールペンのワークショップを考える(設計編)
RayArc(レイアーク)、ならびにRayArc Astrolabe(アストロラーベ)の皆さま、おつかれさまです。新規事業ユニットです!
今回は、なんでも『面白がる』マインドでRayArcの40周年記念ボールペンからソウゾウの翼をひろげてみます!
これまでのあらすじ
『お題:40周年記念ボールペン!』のワークショップをひらめいた経緯は、こちらの記事をご覧ください。
途方もない余白にこそ、クリエイティビティの原資がある…!
1.コンセプトを問い直そう
今年でRayArcは設立40周年を迎えます。
記念に作成されたボールペンがこちらです。
ボールペンは4本。
そしてRayArcの事業領域も、2023年現在ちょうど4つに大別されます。
そこで、
…と、まぁ。
こんな、ワークショップはいかがですか? というお話でした。
さらに…、
なんて、たたみかけるのもよさそうです。
まずは、コンセプトメイキング!
さて。
このワークショップのコンセプトとは、どんなものでしょうね?
そう、ワークショップをつくるなら。
なにをおいても、最初に考えるのはコンセプトです。
コンセプトがしっかり設計されたものは、それがすべて表立って語られず、秘められていたとしても、必ず届きます。
今回は「こんなボールペンひとつ(4本ですが)からでも、ワークショップの企画は立てられるんだよ」という、ある種の思考実験です。一旦コンセプトはしっかり決めたものと想定して、考えを進めてみましょう。
4本のボールペンをRayArc戦隊に見立てるワークを通じて…
事業領域に対して一人ひとりが潜在的に持っていた価値観を知り合い
それぞれの事業領域の魅力を、キャラクターのように具体的に描けるようになる
なんてのは、いかがでしょうか?
2.メインワークを決めよう
コンセプトに照らし合わせて、どんなメインワークがふさわしいかを考えます。が、今回はメインワークの着想がすでにありますので、言語化を進めながら掘り下げてゆきましょう。
4本の記念ボールペンを主人公に見立てて
RayArc戦隊テックレンジャーを、つくりあげる
それぞれ、RayArcの4つの事業領域を担う戦士に育てる
ボールペンはグレー、ブルー、ピンク、グリーンでしたね。
ボールペンのままだとあまりにもイメージしづらければ、こんな風にとらえなおすこともできますが、いずれにしても…。
戦隊を構成せよ!
たとえば、こんなテーマはいかがでしょう。
具体的には、こんなワークシートを用意して…、
ます、個人ワークでそれぞれの考えで、対応する線を引いてもらいます。その際に『理由』も自分なりに考えてもらうように促します。たとえば、社会インフラをグリーンにしたなら、なぜグリーンがふさわしいと思ったのか。
その後、各自が考えた対応と理由を説明するグループワークに移行、さらにそこから対話を通じて、チーム内で合意した決定版の対応表を完成させる。
想像してみましょう。意外な化学反応が起きて思わぬ示唆的な対話につながるかもしれません、よね? 色や属性のとらえ方は、行き過ぎるとバイアスにつながりかねず注意は必要ですが、それらも含め対話の機会になります。
このワークは『キャスティング』と名前をつけることもできそうですね!
さらにさらに…
どこまでをワークショップの学習目標に定めるかや、そもそも活用できる時間枠がどれほどか、によって判断を変えるところですが、理論上はこのメインワークをさらに展開させることもできます。
たとえば…、
それぞれの戦士の必殺技があるなら、それはどんなものだろうか?
それぞれの戦士がピンチになる回があるとしたら、どんな理由か?
戦士同士がケンカして仲直りする回があるとしたら、どんなきっかけで、最終的にどうなるのか?
戦士同士が力を合わせたら、さらにどんな戦い方がありそうか?
どんな順番で仲間になるのか? またそれはなぜか?
戦士たちには司令塔的な存在があるのか? あるとしたらそれはどんな? それとも、そもそもそういうチームではない?
最終回は、どんな内容になるだろうか?
なかなか、事業への理解が深まってゆきそうなワークたちです。全部盛りするとカロリーがすごいので、ワークショップ自体をシリーズにして、いちどにギュッとではなく、何段階かで積み上げる…なんてことも考えられます。
ちなみに、
というワークなら、まさに新規事業ユニット向けですね。😎
続く(まだ、これでは始められない)
さて、なんだか楽しそうなメインワークがコトコトおいしそうに煮詰まってきました。(THE・『煮詰まる』の正しい使い方…)
しかし、です。このメインワーク、いきなり胃に直撃すると、刺激が強すぎるかもしれません。もちろん、タフな参加者も中にはいらっしゃるので。人によっては、最初からメインワークをバリバリ食えるかもしれません。
が、そんな参加者ばかりではありません。
メインワークをココロから味わい、自分の大事なテーマとして取り組んでいただくには、どんな参加者にとっても、
と受け止められるように、最善の形で差し出す必要があります。
仕上編で、さらにそのあたりをお伝えしてみたいと考えています。
(新規事業ユニット・ワクワク魔人S)