【戦利品ボドゲ紹介】購入前からファンをつくる共感のチカラ「会議室の狩人/深淵」
RayArc(レイアーク)、ならびにRayArc Astrolabe(アストロラーベ)の皆さま、おつかれさまです。新規事業ユニットです!
今回は、ゲムマ2023春・戦利品をただ見せびらかす回…からの発展です。
予約してまでほしいものとは、ナニカ?
ゲムマ2023春で、私(ワクワク魔人S)が予約までして確保したゲームたちは、若干スパイス強め、濃い味気味な感じです。
(いい意味で)なにを言っているのかよくわからないが、カッコいいカード
どう考えてもそこで勝負しなくてよいだろう、ということで(しかし、絶対に負けるわけにはいかない)闘いを始める人たち
理不尽な沼地、理不尽な水風呂、理不尽な深淵、善意の狼、整わない、整う気すらない世界
とにかく、そんなゲームばかり集中的に予約しまくりました!
今回はその中からNBO Nagoya Buru-Orenjiさんの「会議室の狩人」「会議室の深淵」をご紹介します。
始まりは「稟議王」…らしいです…が
「稟議王」は、ボードゲーム総選挙2023にも掲載されているほどの話題作!
が、あそんだことがない上、今のところ手に入れてもいない有様です…スミマセン。
とりあえず、あそんだことがなくても、以下を押さえておけば大丈夫そうだと理解してます(というか、たぶん理解してなくても会議室シリーズあそぶ上ではマッタク問題なく大丈夫、知ってるとより楽しい…的な部分です)。
「稟議王」とは、ハンコの時代を終わらせるため、ハンコをもらって稟議を通すという哲学的なゲームらしい
こっそり聞いた話だが、ジャンルは「異世界ファンタジー」らしい
「稟議王」の世界の延長には、稟議を勝ち得たか、敗れ去ったかにより2つの並行世界が生まれていて、それが「会議室の狩人」「会議室の深淵」らしい(どこかで聞いたような話😆)
「会議室の狩人」の世界では社内に「稟議王」が存在するが、「会議室の深淵」では不在のようだ
すごろく陣営バトル「会議室の狩人」
本家の広報活動があまりに秀逸すぎて、いまさらなにを書けばよいかわからなくなるほどです。
このゲームには、
じつはあそんだことがないのに、すっかりファンというテイでゲームやキャラクターを語る人が現れやすい
しかも、たいていはなぜか本当によく理解しているように聞こえる
という、不思議な特徴があります。そしてそれは私です。
裏返せば。それだけ「あるある」の結晶みたいなゲームなのでしょう。
…そういうことです(どういうことだ)。
正体隠匿多数決ゲーム「会議室の深淵」
深淵になるとさらに闇は深くなります!(多くは語らない)
ここまで共感センサーに刺さると無双ですよね。まだ購入してなくても、あそんでいなくても、なぜか同じ体験をしていると確信している人たちが現れる。そして、購入前からもうファンになっている…!
勝手に自分ごとになり、宣伝さえ始める始末。
なるほど、これが共感のチカラか。マーケティング本で滔々と語られるより、実体験の方が圧倒的に説得力ありますね。
最後に、ちょっとガチな話も
さて。たしかに共感しきりの会議室シリーズですが、他方で…。
なんだろう、結構ちゃんとした会議体を運営している(それは、しなくてよい場合は開催しないということも込みで!)プロジェクト現場も、見かけないこともないよな…という理性が、ちらりと覗きます。
現実世界は光と闇にはきれいにわけられず…というか、わけなくてよくて。あいまいにして混沌ですからね。だからこそ美しくおもしろい。
そう、プロジェクト管理(それこそPMBOKとか)の世界では「コミュニケーション管理」の領域でしょうか…。コミュニケーション計画とか、ステークホルダー管理とか、体系的に実践する方法は、イロイロあるんですよね。
よき「場づくり」の、実践の道は険しいですが、それでも。
ちゃんとやればやっただけの結果はついてくる!
(新規事業ユニット・ワクワク魔人S)