わたしたちの国はどのような想いからつくられたの? ー先生のための『和の国・日本国』講座②ー
こんばんは。りたろです。
自らの持ち味を社会に貢献する「『和』の学級経営」を軸に発信しています。
今日は、
約1週間ぶりに学校で志事をしてきました。
子どもたちと一緒に笑い、
楽しむ学校も好きですが
子どもがいない教室で
2学期の学習にわくわくしながら
準備を進める一人の学校もまたいいですね。
感染症も心配ですが、
熱中症にも十分気を付けて
いきましょうね。
さて、
今日も昨日に引き続き、
「先生のための『和の国・日本国』講座」という主題のもと
お話をさせていただきたいと思います。
【今日の内容】
わたしたちの国はどのような想いからつくられたの?
~先生のための『和の国・日本国』講座②〜
1)日本国はどのように建国したのかを知っていますか?
2)世界193ヵ国で一番古い国はどこ?
3)国家が2000年続くことは奇跡!!
4)実はこんなにすごい!『和の国・日本国』
1)日本国がどのように建国したのかを知っていますか?
では、さっそく。
復習です。
「2月11日は何の日でしょうか?」
もう大丈夫ですね。
2月11日は、『建国記念の日』です。
つまり、
わたしたちの国である日本国の誕生をお祝いする日です。
あれっ、
でも、「日本がどのように建国されたのか」を
知っている人はいますか?
きっと、ほとんどの方がご存じではないと思います。
実際に、
平成25年に福岡県で行われた「高校生建国意識調査」によると、
「日本はいつ建国したか?」
「日本を建国したのは誰か?」
という二つの問いに対して正しく回答できた生徒は、
それぞれ約2%程度しかなかったそうです。
高校生が100人いたら、たった2人しか
自分が生まれた国の
建国の経緯を知らないということです。
ちなみに、
ぼくも勉強するまで20年間知りませんでした。
なぜ、知らないのか?
それは、
「教科書に書かれていないし、
学校では教わらない」
からです。
これって、
ほかの国を見てみるとありえないことなんです。
アメリカの高校生1000人にアメリカの建国の経緯を聞くと
1000人が1000人とも答えられると思います。
フランスでも、中国でもそうです。
世界193か国の中で、
建国に関して教科書に書かれていないのは、
おそらく日本くらいではないでしょうか。
2)世界で193ヵ国で一番古い国はどこ?
あなたなら、なんと答えますか?
中国?
違います。
現在の中華人民共和国は、2020年で建国71年目です。
では、アメリカ?
これも違います。
アメリカ合衆国は、2020年で建国244年目です。
え、じゃあ。
もしかして…日本…?
そう!!!!!!!!!!
実は、
現存する世界最古の国は日本なんです!!
日本は、2020年で建国2680年目!
科学的にさかのぼっても建国2000年の歴史がある国家なんです。
ちなみに、
日本の次に古い国家は
デンマーク。建国1000年ほどです。
なんといきなり、半分以下!
3番目は
イギリス。建国してから約950年になります。
3)国家が2000年も続くことは奇跡!!
この年表を見てください。
どこの国も、
名前がつぎつぎと変わっていますよね。
これは、
国の誕生と滅亡を意味しています。
だいたい、500年も続かない国がほとんどです。
500年以上続いた国家は、
人類史上数えられるほどしかありません。
これまで滅亡してきた国で考えてみましょう。
例えば、
秦(しん)という国の始皇帝は、
自分が威張るために「オレの国」をつくりました。
ルイ王朝・ルイ14世は、
「陳は国家なり」
毎日贅沢三昧。
国民は国王の私物であり、国王の幸せのために国民がある。
としました。
では、どうでしょう。
どちらの国も、飢饉や反乱ですぐに滅びてしまいました。
今まで、滅びていったどの国も
国民を幸せにする
『普遍的なビジョン』をもって建国した国は
ありませんでした。
何かをつくるとき、
何かを始めるとき、
必ずそこには
『想い』がある
と、ぼくは思います。
例えば、どうでしょう。
会社を設立するとき、
「こんな世の中にしたい!そのために貢献したい!」
そんな想いがあるのではないでしょうか。
新年の目標を立てるとき、
「こんな一年にしたい!そのためにこんなことをしていこう!」
そんな想いがあるに違いありません。
でも、その『想い』が
「自分のため」だけだった国は、
例外なく滅んでしまっています。
では、
日本は、どのような『想い』をもって建国されたのでしょうか。
4)実はこんなにすごい!『和の国・日本国』
アメリカ合衆国の建国の精神は、
『自由』
です。
フランス共和国の建国の精神は、
『平等』
です。
中華人民共和国の建国の精神は、
『労働者がつくる国』
です。
では、
日本国の建国の精神(想い)は、何でしょう。
一言で言うと、
『和』
です。
『和』とは、
お互いに相手の立場に立って、
思いやりの気持ちをもって、
一人一人が
「自分が他者のために何ができるか」を考え、実行する社会のこと。
他者の幸せをもって、自分の幸せとする。
自分が国のために何ができるのか。
自分が地域のために何ができるのか。
みんながみんなで
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「他者のために何ができるか」を考え
実行する社会の実現。
初代・神武天皇の時代は、弥生時代。
戦争に明け暮れる中、
「日本人は、家族である。日本は家である。
苦しい時代だからこそ、お互いに助け合っていこう。
奪い合えば足りなくなる。分け合えば余る。」
(だから、「国」のことを『国家』(国と家)と書くんですね。)
と、
国民の幸せを祈って、日本国を建国しました。
天皇からしたら、
「国民を幸せにする国をつくろう。」
そして
国民からしたら、
「このようなすばらしい国を支えていこう。」
この
天皇と国民の『和』の精神・つながり
こそ
日本が2000年間も、
続いてきた所以なんです。
そうして、
戦争を経ず、話し合いでまとまりました。
(統一国家ができたと言われる4世紀における
戦争の跡はいまだに発見されていないそうです。)
よく、民主主義国家の始まりは
アメリカ合衆国だと言われています。
しかし、
2000以上前に
日本国において、民主主義の国家は
すでに誕生していたのです。
今の自分は、
「他者のために何ができるのか」を考えて
実行することができているでしょうか。
わたしたちの国である日本国の建国の精神に想いを馳せ、
一人一人が自らの持ち味を社会に貢献することができるために
「『和』の学級経営」を
どのように行っていくか
考え、実践していきたいと思います。
これまで、
「日本はいい国だ!」というと
軍国主義者と言われたり、
危険思想だと思われたりしていました。
しかし、
2011年3月11日
東日本大震災を契機に外国から注目されてから、潮目が変わりました。
じつは、わたしたちが住んでいる『日本国』はすごい国なんです!!
まだまだ、
歴史の闇に埋もれてしまった「真実」が
たくさんあります。
「日本を知ることは、
『自分のルーツ』を知ること」
わたしたちの生まれた国をもっと学びませんか?
そして、子どもたちに伝えませんか?
自分の生まれた国を誇りに感じることは、
きっと自己肯定感とか自己効力感につながるはず。
一緒に、『和の国・日本』を楽しく学びましょう!
最後まで、お読みいただきありがとうございました。