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神語から学べる!困難を乗り越える知恵とは?(後編)【上巻】⑷天の石屋戸ー日本最古の歴史書『古事記』⑩ー

こんばんは。りたろです。

自らの持ち味を社会に貢献する「『和』の学級経営」を軸に発信しています。


今回も引き続き、

「日本人のための『和の国・古典文学』講座」という主題のもと

『古事記』の中にある

「天の石屋戸」(上巻)を紐解くことで、

『和の国・日本』とは何か?を考えていきたいと思います。



神語から学べる!困難を乗り越える知恵とは?(後編)
【上巻】⑷ 天の石屋戸
ー日本最古の歴史書『古事記』⑩ー
【今日の内容】

1)  「面白い」「楽しい」の語源とは?    
2)    「明るい空気」がすべてを変える!    
3)どんな困難にも「楽しむことができる視点」が必ずある。



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前回の記事では、

「天の石屋戸隠れ」のお話をしてきました。


天照大御神が不在となり

暗黒に包まれた天上世界と地上世界の危機を

オモイカネノカミの知略によって

アマテラスが石屋戸から出てきて

世界に光を取り戻すことができたのでした。


今回の記事では、

「天の石屋戸隠れ」のお話から、

現代を生きる私たちが何を得ることができるのか?

読み解いていきたいと思います。




1)「面白い」「楽しい」の語源とは?



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あなたはピンチの時、どのように乗り切りますか?


学生の方は学業で

社会人の方は事業で

うまくいかないことや

失敗続きでへこんでしまうことなど

あることと思います。


その時、どのような姿勢でいればよいのか?を

この「石屋戸隠れ」のお話が教えてくれています。


もう一度、お話を整理してみていきましょう。


太陽の神様であるアマテラスは、

弟のスサノオのあまりにも身勝手な行動に嫌気がさし、

すべてが嫌になり、天の岩戸に閉じこもってしまいます。


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太陽が隠れてしまったことで、

世界から光が失われ、

たくさんの災いで満ち溢れてしまいます。


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どんな手を使っても、

アマテラスは出てくることはなく、

真っ暗で先が全く見えない世界。。。


その中で、

神々が考え、実践したことは……



なんと


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『踊ること』


でした!


アメノウズメノミコトが中心となり、

自分をさらけ出し

楽しそうに踊ったのです!!


そうすると、

先が見えず不安な八百万の神々にも笑顔が広がり、

みんな大盛り上がり!

みんなでワイワイ踊って

まさにお祭り騒ぎになったのです。


すると、


その声を聞いたアマテラスは

みんなが外でワイワイ楽しそうにしているのが気になり

自ら戸を開いたのでした。


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光のない真っ暗な世界に


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急にものすごい光が戻ったらどうなるでしょう。


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世界に光が戻ったとき、

八百万の神々の顔がパッと白く光りました。


この顔(面)が白く光ったところから


『面白い』


の語源が生まれ、



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八百万の神々が光が戻ったことを

手を伸ばして大喜びした様子から


『楽しい(手伸しい)』


という語源が生まれました。



世界が最大の危機に陥った時に

『面白い』と『楽しい』は生まれたのです。


さらに、


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『お祭り』や『神楽(神事)』も

世界最大の危機の中で生まれたんです!



困難なときこそ

明るくふるまうこと(踊ること)によって

場の空気が変わります。


場の空気が変わると、

力が湧いてきます。


そして、

結果が変わっていきます。


「天の石屋戸隠れ」の物語は
『困難を楽しむことができたとき、成果は最大となる』


ことを教えてくれているのかもしれません。




2)「明るい空気」がすべてを変える!



会社の組織やプロジェクトのチーム。

スポーツのチーム。

学校の学級集団。


様々な「チーム」があります。


その「チーム」の力を最大限に発揮するために一番大切なことは何でしょうか?


それは、


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『明るい空気』


です。


伸びている組織は

職場の空気を大切にしています。


会社も

学校も

家庭もみんな同じです。


そして、その空気をつくっているのは

「一人一人の心の状態」なのです。


さらに、その空気をつくりだしているのは

間違いなく「リーダー」です。



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みなさんは

眠い目をこすって頑張っていった学校の朝。


むすっとした先生と

笑顔いっぱいの先生。

どちらの学級に行きたいですか?


「笑顔いっぱいの先生」の学級


ではないでしょうか?


リーダーがどんな心の状態でいるか?


これが空気をつくり

結果をつくるのです。


そして、

そのリーダーとは、役職としてのリーダーでもありません。


『明るい空気』


を作り出すことができる人は

誰でもリーダーになることができます。


もちろん。

あなたにも、それができるんです。



不機嫌な人と一緒にいたい人はいない。
でも、不機嫌な人は多い。
不機嫌でいることよりも
機嫌よくいることの方が
どれだけ素晴らしいことか。



まずは、「知ること」が大切です。


『明るい空気』をつくるとよいことは何でしょうか?


・アイデアが出やすくなる。
・仕事の効率が上がる。
・業績が上がる。
・仕事が楽しくなる。
・人間関係がよくなる。
・モテるようになる。
・パフォーマンスが上がる。
・目標を達成することができる。
・結果が変わる。
・自分のできることが増える。
・夢が叶う。
人生が楽しくなる。


挙げればキリがありません。


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大人が輝けば、子どもが輝く。
子どもが輝けば、日本国の未来が輝く。

輝くとは「機嫌よくいること」
輝くとは「わくわくしていること」



今から一緒に始めませんか?




3)どんな困難にも「楽しむことができる視点」が必ずある。



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『奇跡のリンゴ』


このお話を知っていますか?


巨大な台風によって、

ある農家さんのりんごがなんと9割近くダメになってしまいます。


農家で大きな収入源である作物が9割もダメになってしまうことは

相当な危機です。


しかし、リンゴ農家の木村さんは

この危機を見方を変えることで

チャンスに変えてしまったのです!



「あの巨大台風でも落ちなかった奇跡のりんご」


と名を打って販売しました。


すると…


そのりんごは飛ぶように売れて受験生に大人気!!


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落ちなかったりんごを

「落ちないりんご」という名前で受験生に

一顧1000円で売り、

危機をチャンスに変えたのでした!



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同じ『事実』に対して悲しむこともできる。

でも、

同じ『事実』に対して面白がり、チャンスに変えることもできる。


『事実』は一つですが

事実に対する『解釈』は複数あります。


たとえ、

危機に追い込まれたとしても

『ものの見方』『ものの解釈』次第で

それを面白がり、

その結果、行動が変わり、

状況をも変えることができるのです。


どんな困難にも、必ず『面白がれる視点』がある。


そこに面白がれる視点を持ち、

自分で見つけることができる。


問題が起きたことが問題ではない。
問題に対して「どう考えたか」に問題がある。
マイナスに考えれば「ピンチ」になり
プラスに考えれば『チャンス』になる。


人はいつからでも成長できる。


人はいつからだってやり直せる。


今から、一緒に始めませんか?





日本国は、建国してから令和3年で、2681年。

『現存する世界最古の国家』です。


『古典文学』に触れると、

1000年以上もの間、

いろんな時代の日本人が

「きれいだな!」

「おもしろいな!」

「大切に伝えていきたいな!」

と感じたり、考えたりしてきたことが分かります。


国際情勢が混沌とする時代だからこそ、

まずは、大人であるわたしたちが

日本人の失いかけていた、日本人の一番大切な部分


『和の精神』


を取り戻して、一人一人が輝く。

大人が輝けば、子供が輝く。

子供が輝けば日本国の未来も輝く。



一緒に、『和の国・日本国』を楽しく学びましょう!



最後まで、お読みいただきありがとうございました。







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