「人生100年時代」の必読書|【LIFE SHIFT】
どーも!
わーさんです!
日曜日ですので、#2021年に読んだ本の紹介 をしていきます。
2月に入りました!
本の紹介も少しずつ慣れてきましたので、よりレベルをあげていけるように工夫していきます。
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『LIFE SHIFT』
リンダ・グラットン 他 (著)
著者・訳者
リンダ・グラットン(Lynda Gratton)
・ロンドン・ビジネススクール教授。人材論。組織論の世界的権威。
・2年に1度発表される世界で最も権威のある経営思想家ランキング「Thinkers50」では2003年以降、毎回ランキング入りを果たしている。
・2008年、フィナンシャルタイムズ紙より「次の10年でもっとも大きな変化を生み出しうるビジネス思想家」に選出。2011年、英タイムズ紙の「世界のトップ15ビジネス思想家」の一人に選出。
その他書籍
・ワーク・シフト
アンドリュー・スコット(Andrew Scott)
・ロンドン・ビジネススクール経済学教授、前副学長。
・財政政策、債務マネジメント、金融政策、資産市場とリスクシェアリング、開放経済、動学モデルなど、マクロ経済に主要な関心を持つ。
池村 千秋(いけむら・ちあき)
・翻訳家
・リンダ・グラットンの前作『ワーク・シフト』のほか、ミンツバーグ『私たちはどこまで資本主義に従うのか』『MBAが会社を滅ぼす』、モレッティ『年収は「住むところ」で決まる』など翻訳。
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本書の概要
・人生100年時代の人生設計ができる
・その時代において、するべきことがわかる
読んだ感想をTwitterに投稿しました!
今回は「人生モデル」のひとつ。
1998年生まれの『ジェーン』の人生モデルを紹介していきます。
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2019年(21歳)
人生100年時代を考える年齢層。
彼女は大学卒業後、就職をせず、
視野を広げるために旅にでます。
その旅の目的は「無形資産」を築くことです。
・経験
・言葉
・人間性
・コミュニケーション能力
・環境
特に、若い世代の生き方は無形資産を
築くことが優先的になります。
若い時期に就職し、今までの世代と同じタイミングで定年を迎えると待っているのは「長い老後」です。
就職してしまうと、その会社で身につけたキャリアは生かせますが、定年してしまったあとの残りの40年をどのようにお金を稼いでいいのかわからなくなります。
そのため、若いうちは「人生経験」を磨くことを意識するのが大切です。
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2026年(28歳)
この時期は「多くのこと経験する時期」です。
ジェーンはフィエスタビジネスという、お祭りを通じて、いろんな人との交流を大切にすることを仕事にしました。
この時の資金調達の方法も”クラウドファンディング”を利用してなど、時と場所に囚われない方法で行うこともできます。
これらを通じて、
自分は何が好きなのか?
自分に何があっているのか?
などを考えて、次の行動に生かす時期になります。
そのため、多くの無形資産を築くことができるタイミングであります。
反対に有形資産は築くことはできないです。
主に貯金などはできずに、
ギリギリの状態で生活していくことが考えられます。
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2033年(35歳)
この時期は「分岐の時期」です。
今までの経験を生かして、
次にレベルアップを考えるタイミングです。
ひとつは事業を成長させること。
起業などもひとつの考えです。
その他には、経験してきたことが
他の人に評価され、誘いを受けることも考えられます。
ジェーンの生き方としての特徴は、その年齢になってからでもある程度の収入と地位が約束されることがあります。
これこそが今まで、
無形資産を築いてきた恩恵を受ける形になります。
ジェーンは誘いを受けて、大手の会社に就職します。
ここから有形資産を築いていく期間になります。
タイミングとして、
少し遅くなるのが「結婚」です。
ジェーンは37歳で第一子、39歳で第二子を出産しています。
大卒後、約10年以上、無形資産を築く活動を続けるため、どうしても「結婚」を考えるタイミング遅くなることがこの世代の特徴になってきます。
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2041年(43歳)
就職して、8年が経過し、
これからの人生を考えるタイミングが訪れます。
ジェーンの場合、これまでは昇進など、それなりにキャリアアップをしてきましたが、ここにきて昇進が見込めないことが見えてきました。
そのため、45歳で退職をし、
次のキャリアを探すことになります。
ジェーンの場合、次のキャリアには「相手の心理」に関する知識が必要で、その知識を持ち合わせていなかったため、2年間勉強をすることになります。
このタイミングで、有形資産と生活の水準が低下します。
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2046年(48歳)
人事コンサルの会社に就職し、その後、何度か転職を繰り返します。
この時期でまた有形資産を築くことになります。
60歳の時、大手会社の取締役に就任。
有形資産もある程度築くことができました。
しかし、活力資産が低下しています。
主に、友人との時間。
家族との時間が低下します。
これまで、主に仕事に注力していた分、
身近な人間関係が粗末になっていました。
このタイミングで家族の時間を大切にしようと思うようになります。
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2068年(70歳)
ある程度の成功を収めました。
ここで、再び「分岐の時期」がやってきます。
労働的に活動する年齢が85歳まであると考えると、あと15年、どのようにすればいいのか考える必要があります。
また、家族との時間。
自身の健康状態も考えて行かないといけません。
このタイミングで少し時間をかけて、考えることに当てるのです。
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2070年(72歳)
この年から、新しいキャリアをスタートさせます。
若いころに築いた人間関係によって、
新しいビジネスが出来上がっていきます。
ジェーンはポートフォリオ型を採用し、
自分に負担がなく、できるタイミングで仕事をする体系を構築しました。
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まとめ
今回はLIFE SHIFTの「ジェーン」の生き方、
ライフスタイルについて簡単にですが紹介しました。
今回、ジェーンだけを取り上げたのは
「事実を知るべき」だと思ったからです。
主に「ミレニアル世代」や「Z世代」と言われる人たちは、自分自身で新たな人生構造を築く人たちです。
私のそのひとりです。
そして、この世代のこどもを持つ「親」にも子どもがこのような生き方をしていくんだということを知り、子どもたちの人生を少しでも後押ししてあげられるような価値観を持っておいて欲しいと思ったからです。
申し訳ないですが、
私たち世代と親世代ではもう生き方の構造が違います。
私たちは100年生きる人生設計をしないといけません。
親のように生きる人生設計はもうあてにならないのです。そのため、強要するのだけはやめてください。
そして、子どもたちがやりたいと思うことを後押ししてください。
それだけ、若い世代の人生は長い。
すぐに将来が確立しないこと、
確立しない人がほとんどです。
特に若いうち。
40歳までは安定しないかもしれません。
それに対しても、せかしたりしないで、
子どもの生き方を尊重して欲しいです。
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そして、時代の当人となる若い人も、
しっかりと考えて生きて行かないとなりません。
特に、若いうちは「経験」がすべてと言っていいほど大切なものになってきます。
毎日、小さなことからでもいいので、
続けられることをやっていきましょう。