【No.1580】集中と分散



皆さん、こんにちは。前のめりの藤倉です。

東京は風が強かったですが、澄み切った青空が広がっていました。ご機嫌です。

先日、相撲関係者の友人と飲みました。だれか言及は避けますが、ある横綱とゴルフに行った話を聞きました。アンダーパーで回るほどの腕前だそうです。関取にはゴルフ上手が多いそうです。

僕が「やっぱり運動神経がいいんですね」と言うと、友人は「それもそうだけど、何かを極めようとする力がすごいんだよ」と答えました。その横綱は、一時期、年間200日以上もラウンドしていたというのです。年間200日というと、相撲の本場所の開催期間中も、ということになります(笑)。

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努力のレベルが違う。

横綱もゴルフを楽しんでいたはずなので、「努力」というと不適切かもしれませんが、ここでは分かりやすく努力と書きます。努力・徹底のレベルが違うのだな、と感じました。

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一方で、そこまで徹底集中できない、という悩みも聞こえてきそうです。

一般的に、何かを達成するためには、分散させるよりも、意識を集中させて徹底的に取り組むべきだ、とよく言われていますね。

しかし、集中・徹底といっても定義が曖昧ですし、「あの(集中できている)人は特殊だ」「私は集中することが苦手だ」などと思ってしまうのもしょうがないように思います。僕自身がそうです。

集中すべきだとは思うものの、その原因がどこにあるのか、今のところ明確には分かっていません。もしかしたら、心の底から「やりたい」と思えることが、まだ見つかっていないからかもしれません。「やりたいこと」を見つけるべきだ、と思いながらも、その見つける「べき」というmust、shouldの考え方自体もストレスにもなり始めている、というのも、正直なところです。

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ここで、意識したいのが、「orの発想」から「andの発想」へシフトすることです。
多くの人が「二者択一」だと考えてしまう背景には、リソース(時間やエネルギーなど)が限られているという思い込みがあります。しかし、創造的な視点を持てば、「両方とも可能にする」道を見つけることができます。

「集中しなければならない」というプレッシャーが、逆に、行動を制限しているように感じます。ここで考えたいのは、「自分はどのように集中できるのか?分散的なアプローチでも成果が出せるのか?」という問いです。

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もし、集中せずに、分散する方が、自分の考え方の傾向に合っているのだとしたら、分散する方で、成果が出てくるような、そんな考え方ができないか?

僕自身も、色々なことに興味を持ってしまうタイプなので、「集中すべき」という考え方に、少し息苦しさを感じていました。しかし、「or」ではなく「and」の発想を持つことで、「集中も分散も、両方とも大切」と捉えることができたらどうでしょうか。

もしかしたら、色々なことに興味を持つからこそ、新しい発見や、斬新なアイデアが生まれるのかもしれません。

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集中と分散。分散すれば集中するより時間はかかってしまうかもしれませんが、苦手なテーマに深く向き合おうとしている姿勢自体、自己改善と成長の大きな第一歩である、と僕は思います。成功の道は一つではありません。集中でも分散でも、両方のやり方で成功する方法があります。自分にとって最も自然に感じられる方法を試し、柔軟に進んでいけばいいのです。「or」ではなく「and」の発想を持つことで、もっと自由に可能性を広げられるでしょう。

ただし、分散するにせよ「締切」は重要でしょうね

ということで、今日も1日「優柔不断は誤った決定よりなお悪い」「あらかじめ○○していたら、あとで楽になる」という言葉を胸に、結果の有無に関わらず、前のめりに邁進してまいります!

■■今日の教訓(ポイント)■■

「or」ではなく「and」の発想で、可能性を広げよう。
「〇〇するべき」でつらくなってしまうなら、「and」の発想で視野を広げてみよう。

■■以上■■

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