タイムマネジメント力とはコミュニケーション力のことではないか。

奥さんやお子さんと暮らしていて、自分の時間てどうやって作ってるんですか?
そんなことを先日聞かれました。

今日の気づき(2021/04/12)

ーー

自分の時間をどうやって作っているか?

独身の彼からすると疑問だったようです。

そこで僕は…、

はぐらかしました。

それはもう見事にはぐらかしました。意図的に、そして完璧に論点をずらしました。
だって、明確な答えが見つからなかったから…。ああだこうだしゃべりながら考えようと時間稼ぎのために速攻で脱線させたけど、いい感じの答えに戻ってこれなかったので、論点をずらしたままにしちゃいました。

それからずっと…、考えるともなく考えていると、一つの仮説が思い浮かびました。

タイムマネジメントって、コミュニケーションありきなんじゃないか?と。

自分の時間ができた上で、ゲームやNetflixに走らず勉強するという意味でのタイムマネジメントは、
タイムマネジメントじゃなくて、ゲームやNetflix以上にやりたいことが見つかっていないことに原因があるようなので、ここでは一旦スルーしますが、

自分の時間を作れるか否かは、コミュニケーション力の有無に他ならないと思えてきます。

我が家では、僕が学習塾の正社員のため、基本的に14時ー22時の勤務時間です。お客さんである生徒は、放課後に来るので。

そのため、出勤前の午前中は家族で一緒に過ごし、夜は、娘と妻は21時には寝てしまっているので、帰宅後はすべて自分の時間です。自分の時間すぎて夜ふかししすぎちゃうくらい、自分の時間です。だから僕は平日の自分の時間について悩んだことはないのです。

休日は、家族の時間です。基本的に家族一緒にいます。たまに子供の相手を代わって、妻ひとりで外出できる時間をあげるくらい。だから、休日は、僕の自分の時間は基本的にありません。娘は最近、ほとんど昼寝しないので、自分の時間はないし、夜も寝かしつけたまま、一緒に寝てしまうことが多いので自分の時間はありません。

僕は平日にたんまり自分の時間が取れるので大丈夫ですが、育児してるママは本当に自分の時間がないですね。
なんて、ママのことばかり気になってましたが、今回、独身の彼に質問されて、9時ー18時で勤務して直帰しているパパたちも同じくらい自分の時間が作りにくいのでは、と気づいた次第。

となると、自分の時間は、夫婦で取り決めをつくって、なんとか捻出するしかないのでは?と思えてきます。

今日は私が寝かしつけるから、あなたは夜、自分の時間を過ごしていいよ。
今度の休日のうち、土曜日はみんなで外出、日曜日の午前中は私の時間、日曜日の午後はあなたの時間、などなど。

それはご家庭の生活スタイル次第で、増えてきたリモートワークも含めて、ご家庭ごとにいろんな取り決めを発明しないといけないだろうけれど、
奥さんも旦那さんも、自分の時間づくりのために交渉しつづけないといけないことはどの家庭でも一緒そうです。

俺は働いて稼いできてるんだから、(専業主婦の)お前より優先して自分の時間をくれ!なんてのは間違ってるし、
逆に、育児は24時間、無給で勤務してるのと一緒!決まった休日があるあなたより大変なんだから、休日は私の時間にすべきなの!というのもまた少し違うように思います。

夫婦なんだから、二人で協力しないとね。

まずこの交渉自体でコミュニケーション力が試されるわけだが、
一緒に暮らしている二人だと、単純な交渉だけではない。

あなたは昨日、二日酔いになるまで飲んできた。しかも、事前に連絡することもなく!とか
あなたはいいわねー、毎休日、朝おそくまでゆっくり寝られて、とか

そういう、どうぞマウントをとってくださいとでも言っているような行動をとっていると、そもそも対等な交渉ができない場合がある。

あなたは飲みにいってるんだから、それをあなたの「自分の時間」と扱います。
なんて言われてたら、そりゃ自分の時間なんて作れない。

いや、もし仕事後に飲みに行っているのであれば、それはすでにパートナーからもらった「自分の時間」である。仕事の人とだから仕事、なんてのは言い訳です。入社したてのころなら先輩に好かれるための打算も含めて「断れない」のはあってもいいけれど、家族持ちで「誘われたら断れない」は通らない。個人的には会社の人や客先との飲み会ほど不毛な時間もないと思うけれど、それでストレス発散している人は、どうも街中を見ていると多そうです。仕事の人とでも楽しいなら「自分の時間」だし、全く楽しくなくて「自分の時間」がほしいなら断るべき。

どこかの記事で、最近の若者のとんでも行動!的なまとめを読んだとき、仕事後の飲みに誘ったら強制なら残業代をくださいと言われた、みたいなのがあったけど、とんでも行動どころか、なんて合理的な考え方をする若者だと感心してしまいました。お酒を飲むなら「自分の時間」を使ってでも飲みたい楽しいメンバーと楽しく飲みたいものです。

話がズレた。ので戻すと、

交渉のテーブルにつく前の生活態度。これも含めてコミュニケーション力といえそうです。

タイムマネジメント力はコミュニケーション力というのは家庭内だけでなく、仕事でもそうだと思います。

この仕事をやる時間がないと思った時に、ちゃんと断れるか
他の人にもできる仕事を、ちゃんと人にお願いできるか
集中して取り組みたい仕事をするときに話しかけられない環境を作れるか

業務内容によっては完璧に分離するのは難しいだろうけれど、
できる限り、会社や上司と、客先と、同僚・後輩と、自分の時間をつくるために交渉できるか?というコミュニケーション力は大切そうです。

いや、人に頼みづらいんだよね、という場合は
頼みやすい関係性を作りきれていないコミュニケーション力に問題があります。これも、家庭での「生活態度」改め「仕事態度」が問われます。

自分で書いてて、耳が痛い…。(書いてるんだから目が痛い?)
でも、改めて本当にそうだよなって思います。僕は人に仕事を頼めないんですよね。面倒を押しつけるみたいで。

とにかく、自分の時間を作るためにはコミュニケーション。

最近だと、仕事上の外注さんだけでなく、家事代行サービスやロボット家電に頼って、金銭解決することもできるけど
そんな金銭的な余裕がないなら、まずはコミュニケーションです。

タイムマネジメントはコミュニケーション。すごいことに気づいちゃったかもしれない。笑

■■今日の教訓(ポイント)■■

自分の時間がほしいなら、
関係者から時間をいただくために交渉すべきである。

時間をくださいと言い出せるような関係性ができているか。
時間をくださいと口に出して頼めるか。
頼んだ上で、時間をもらえるだけの信頼関係はあるか。

すべて引っくるめてコミュニケーションが大切そうだ。

■■以上■■


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