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VRChatワールド探索部マガジン

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VRChatワールド探索部のメンバーによるマガジンです! ワールド紹介やクリエイターインタビューなど、いろいろな記事を不定期に更新中。
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#建築

建築学生にとってソーシャルVRでのワールド制作が良いかもしれない話

本記事はワ探アドカレ12/16の記事です。 はじめに大学の建築学科などでは「設計課題」という、独自の演習授業があります。 いわゆる「建築家・設計者」や「空間デザイナー」と言った職能を目指す学生にとっては、実際に手を動かしながら学習ができる楽しい楽しい授業です。 筆者も大学では建築学科に所属していたので、学生時代はこうした課題に打ち込んでいました。 今自分は、VRChatワールド探索部で色々なワールドを巡ったり、たまに自分でワールドをつくってみたりしているわけですが、学生の

「現実を切り取る技術」から新しいコミュニケーションや表現が生まれてくる――フォトグラメトリワールドの"現在"「VoxelKei × 龍 lilea」インタビュー

複数の写真や動画を解析し、3Dモデルを立ち上げる技術「フォトグラメトリ」。 数年前までは高価なソフトが必要になる専門的な技術でしたが、近年では「iPhone 12 Pro」や2020年以降の「iPad Pro」にLiDARという技術が実装されたことでスマホだけでも簡易なフォトグラメトリが行えるようになったことで、一般的な認知度が上がっています。 写真や動画から3Dモデルを生成するため、まるで基底現実を切り取ったかのようなモデルを生成できるこの技術ですが、VRChatをはじめ

「巨大さ」から見るワールド探索 #ワ探アドカレ

この記事は、VRChatで活動する「VRChatワールド探索部」の部員によるアドベントカレンダー、 #ワ探アドカレ の12日目です。 巨大な建造物が好きだ。 私が建築に感じる喜びのひとつは、まるで人の手が及ばないような、感動したり荘厳な気持ちになったり、という原初的な感情を沸き立たせてくれる面である。それをもたらす要素のひとつが「巨大さ」である。 もともと、建築を学ぼうと思った動機のひとつとして「人間がつくりうる最大サイズの創造物のひとつが建築である」ということがあったくら

とある建築系編集者のワールド探索個人的ログ #ワ探アドカレ

#ワ探アドカレ12/7の回です。 6日の記事は三日坊主さんの「ボクがVRでジャンプする理由」です。バーチャル空間における実存と身体性を「ジャンプ」という観点で読み解いたコラ ムでキレキレで興味深かったです。 VRChatワールド探索部、通称ワ探で週に一度いろいろなワールドを巡っています。「ワールド探索とは?」というのはこのアドベントカレンダー初回を飾った部長のタカオミさんのnoteが詳しいので、ぜひ読んでみてください。 私がVRChatを始めたのは2018年です。 はじめ