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赦せるように、愛せるように

私は去年うつ病と診断され、休職→今年3月に退職、現在も本調子ではないので働かず、通院と服薬で治療を続け、家のことや資格の勉強をできる範囲でやりながら、夫と猫2匹と暮らしている。

うつ病とはっきり診断されたのは去年だが、思えばその兆候は10代の頃からあったと感じている。
未だに覚えているのは、高校入学のとき、確か入学式が終わって最初の授業が始まる日の朝、家で涙が止まらなくなり、母を困惑させてしまったことだ。駅に行かなくては、電車に乗って学校に行かなくては、と頭ではわかっているが、体がとにかく重く、涙が溢れた。新しい制服の肌触りもやたら気持ち悪く感じ、自分を醜いとさえ思った。
なぜそうなってしまったのか、今なら、受験という抑圧からの解放、新しい環境への不安、と言葉だけは並べられるがその言葉だけで当時感じていたことを言い尽くすには足りない。

もしもここで、私が自分自信と向き合ったら、自分を赦せるようになるだろうか。自分を愛せるようになるだろうか。

他人には、「自分を責めないで、愛して、大切にして」と言えるのに、自分自身のことになるとできない。
そうやってきっと私は今まで自分を後回しにしてきたのか。
私が私を赦して愛せる日がくるよう、ここで言葉を残していきたい。
死ぬのは明日でもいい。
もう一日だけ生きてみよう、と言い聞かせて。



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