インハウスでWebtoonローカライズチームを持ちたい?それならこの2つを揃えるべし
世界のみなさま、こんにちは。Webtoon(縦読みマンガ)・Web小説の翻訳を得意とする(株)ボイスルジャパンにて中の人をしております、youmeです。そうです、弊社にお問い合わせいただいたら一番に回答する、あの人です。
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今回は、インハウスでWebtoonローカライズチームを持ちたいなぁとお考えの会社さんに向けて、どういうふうにリソースをそろえるといいのか、という話をしたいと思います。
インハウス(内製)のローカライズチームに必要な要素は次の2つです。
手を動かす部隊
スケジュールとクオリティを管理する部隊
1つ目: 手を動かす部隊
固定で持つにはなかなか重いので、プロに丸投げして変動費管理がオススメ
翻訳したり、写植したり、チェックしたり。実際に手を動かす翻訳者さんやクリエイターの人的管理の部分です。
以前のnoteでもお伝えしたとおり、クリエイティブ作成の半分以上は人の管理からできています。決して某頭痛薬のように、やさしさではないのです。結構厳しい世界です。
そして人的管理のシステムは一朝一夕ではできません。(できるもんならやってみろーい)
というのも、翻訳者・クリエイターの管理にはこれらの3業務を総合的にこなさなければならないからです。
(1) 採用と業務委託契約
トライアルで実力を把握
業務委託契約を結ぶ
報酬支払いのスキームを決める
退職管理
(2) タスク割当
プロジェクト委託の提案
条件を交渉
スケジュールの確保
納品物の修正依頼とフィードバック提供
報酬精算(a.k.a それぞれ異なる請求書フォーマットの処理)
(3) 降板と交代
クオリティ未達やキャパの都合による途中降板
降板時の交代探し→(2)に戻る
これを全部自社で持つのは、かなり重い。
ということで、ここについてはプロ(翻訳会社やクリエイター派遣会社)にアウトソースし、変動費として持つのが最適解といえます。窓口が一本化できるのもメリットです。
もちろん、インハウスにすると緊急対応もやってもらえるし、細かいすり合わせもその場ですぐにしやすいでしょう。でもそれらのメリットよりも、このシステム構築にかかる時間と固定費の重さのほうが上回ります。
2つ目: スケジュールとクオリティを管理する部隊
固定費で確保し、システム化していくのが効率的
続いての部隊は、スケジュールと品質管理部隊。Localization Directorとも呼ばれます。
検収も兼ねることが多いので、翻訳後の言語がネイティブ、またはそれに準ずるレベルのメンバーが行うのが理想的です。このメンバーにはベンダー管理に集中してもらいます。
この役割に重要視されるのは円滑なコミュニケーションスキルと臨機応変力。
何をしてもらいたくて、何はされたくないのかといった、自分たちの要望を的確に言語化できる能力が求められます。そしてこの要望を言語化するためにはサービスや作品への理解が不可欠。固定メンバーとしてじっくり組織に腰を据えてもらったほうが短期間でチームにノウハウが蓄積されます。
結論
1はアウトソース、2はインハウス
このダブルタッグで揃えるのが最強説
というわけでこの記事では、インハウスでWebtoonローカライズチームを組みたいなと思っている会社さんに向けて、何をそろえたらいいのか、というテーマでお話しました。弊社の韓国本社では、1をもともとインハウスで持っていたけど、外部化して弊社にアウトソースしたいというご相談もたまに受けております。
よくよく考えたらこの話、Webtoonローカライズだけでなく全てのインハウスとアウトソースのさじ加減全般に言えますね。どういう比率でそろえるのか、これこそ経営戦略。貴社の経営戦略で1をアウトソースする決断になった場合は、youmeまでご一報を!(最後にしれっとエーギョーねじ込んでキターーーーーーーーッ)
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