ミッドナイト・イン・パリ
ずっと以前、ラジオ局で番組を持っていた時、
映画のコーナーも担当していました。
現在上映中の映画を実際に観てきて
ラジオで紹介するというものです。
毎回、資料の意味でも、
観た映画のパンフレットは必ず購入していたので、
それがどんどん溜まっていって、
ダンボールにまとまるほどになりました。
たしか、この中にあったはず………。
私が大好きなウディアレン監督の映画、
ミッドナイト・イン・パリ。
第84回アカデミー賞で脚本賞を受賞しています。
パリオリンピックの映像を色々見ているうちに、
この映画のことを思い出したのです。
ざっくりとあらすじを紹介すると、
小説家を目指す男性が、
芸術家がわんさか活躍していた頃の
1920年代のパリにタイムスリップするお話。
想像してみて欲しい。
ずっと憧れている今は亡き作家に、
「自分の作品見てもらえませんか!!」
と、面と向かって言えるシチュエーションを。
映画ですから、
そんなファンタジックなシーンに
ワクワクするし、
この主人公はなんと、
まずヘミングウェイにそれを嘆願するのです。
パリの色んな素敵空間がロケ地となっています。
現在、
パリの老舗高級レストランマキシム・ド・パリのサイトを見ると、
セーヌ川のディナークルーズもやっているらしい…🥹
ウディアレンらしいコミカルな演出とか、
もちろんロマンスもあるし、
私が一番印象にあるのは、
とにかく街並みの撮り方が素敵!
というのと、
現代と過去を行きつ戻りつするので、
懐古的な描写がたくさんあって、
それがとても魅力的に輝いて描かれているのだけど、
過去の中で生きる人、
今を選択していく人、
この分かれ目の描き方が、、、
…良いんです!
追記:(2024/08/07)
そういえば、当時映画を見終わって帰る電車の中で、
大好きな映画『カイロの紫のバラ』にも、
通じるなにか、を感じて涙が出たのを思い出しました。
これはぜひ書いておきたかったので、追記しておきます。
もう一度観てみようかな。
みなさんにも、パリオリンピックが終わったら、
ぜひゆっくり観ていただきたい映画です。
ダンボールの中の、映画のパンフレット、
今後も気が向いたらご紹介しますね。
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