見出し画像

ボイトレに通ってます。

ボイトレレッスン、休まず通っています。
毎回、録音をして、次回のレッスンまでそれを聴きながら、練習する毎日。
段々と、難しくなっています。
初めは、単に地声を出して歌う練習が中心だったのが、地声で歌うことができるようになってからは、強い地声はもう出す必要はない、これからは地声をベースに、抑揚をつけて歌うことや、裏声やミックスボイスではなく、弱い地声で歌えるようになるための声の出し方=基本の姿勢、舌の使い方を重点に教えてもらうようになっています。

何が一番大変かと言えば、やはり姿勢。
元々、背が低いくせに、猫背気味の姿勢だったこともあって、トレーナーさーんのイメージする姿勢にはなれなくて、こんなふうにするんですよと、サポートを受けた時には、びっくりしました。
心臓の裏側に当たる箇所を、グイッと押されたあと、そのまま引き上げて行くのです。るあまりにキツさにびっくりしてしまいました。
トレーナーさんも、「硬いですね」と言って、柔らかくしていく体操を教えてくれました。
家に帰って調べてみると、どうも「肩甲骨剥がし」の体操が「それ」みたい。

早速、筒状の健康器具を買って、自分でできる範囲から始めていますが、効果はあるようで、肩が軽く楽になってきました。
背中で左右の指を合わせることもできるようになってきてきました。
ただ、残念なのは片方だけ。元々硬かった左肩は硬くて、右腕を下から左腕を上から伸ばして、指先を合わせることは、まだできていません。これができるようになったら、ずいぶん柔らかくなるかなと期待しているのですが…まだまだかかりそう。続けられるか心配ですが、その姿勢で声を出し、歌を歌ってと言われたので、やまるわけにはいきません。

最近テレビで観た、女子フィギュアスケートNHK杯で、いわゆるイナバウワーをしたひとがいて、フィギュアを見るというよりは、彼女の背中の反り具合がどのくらいかを食い入るように見てしまいました。とても柔らかい背中にうっとりです。

ただ、最近ちょっと変わったなと思うのが、普段の姿勢がよくなってきたこと。
気が緩んで、猫背になるときはありますが、気がつくと、長い時間よい姿勢のまま、椅子に腰掛けていることが増えました。トレーナーさんにも話したら、いい傾向ですねと言ってもらって嬉しい。こんな小さなことでも、励みになります。

発声の方は、常に舌を下唇に当てることはいつも通り、その状態でア行からマ行まで声を出していくのですが、苦手なのがカ行。かきくけこと言えないわけではないのですが、それをはっきりと聞こえるように言うのは、結構難しい。舌が無意識に引っ込んでしまうのです。鏡を見ながらやってみると、引っ込んでしまうのがはっきりとわかります。正直、どうすればいいのかわからないと何度も練習していたら、出せるように。
トレーナーさんにも「出ましたね」と言ってもらって、ちゃんと言えたんだとホッとしました。
繰り返し同じことをしてもできないものはできない、逆に、ちょっと工夫してみると、できなかったことができる場合がありますよね。
かきくけこをどうやってはっきり言うか、ちょっと工夫をしてみたのが、舌を、上顎の真ん中あたりで意識して固定すること。やってみたら、自然にカ行が言えたのです。

ここで、曲を歌ってみることに。
数回「恋人よ」を歌ってきたのですが、前回から星野源さんの「喜劇」を歌うことに、さらに今回、違う曲を歌ってと言われました。理由は、どう歌い方や印象が違ったかを、以前歌った曲で確かめたいから。
私自身、確かに声が変わったなと、感じていたので理由を聞いて納得。
同時に、トレーナーさんからは、以前、練習した曲も忘れないように、時々歌ってくださいねと言われました。せっかくボイトレで歌えるようになった曲の歌い方を忘れてしまっては、時間が経って、どんな風に変わったか、周りも自分も確かめられませんものね。

実は、ボイトレを始めてからというもの、その時の課題曲しか歌わなくなってしまいました。ボイトレを始める前までは、毎日のように、気楽にいろんな曲を歌っていたのに、たくさんのことを学んで、できるようにもなったのですが、その代わりに自由に気ままに歌えなくなってしまったのです。
レッスンに行って歌うのは、その曲だけ。
それをうまく歌えるようになろうと、集中しすぎているのは確か、もしかしたら、心に余裕がなくなっているのかもしれません。
もう少しゆとりを持ちたいです。


いいなと思ったら応援しよう!