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【声のお仕事】~一般公募のオーディション編~

 メンバーシップの記事を週1(月曜日)で投稿していたのですが、力を入れていきたいので週2(木曜か金曜日に更新)に増やします!

 勉強や他のことに時間を当てることも考え、週2ペースなら書けると思うので。さて今回はオーディション編と題しまして、“声のお仕事をやっていくのであれば、避けて通れないお金と夢のこと”をテーマに書いていきます。

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【オーディション商法に注意!】

 「有名監督が直々に!?あの作品に出演していた声優と共演」と、始まる謳い文句を見聞きしたことはありますでしょうか。オーディション商法(その募集がこれに該当するかわかりませんが)というのもがあり

 「作品に出演させてあげる代わりに、出演料〇〇円お支払いください」

 または

 「才能(可能性)を感じております。ですが、すぐに出演というわけではなく指定をレッスンを受けて頂きたく、受講費は〜」

 と、続くことがほとんどです。まず一つ、絶対にあり得ないのが“出演者がお金を払うこと”です。迷うほどのことでもありません。聞いてびっくり見てびっくり。それなりに費用がかかるじゃありませんか。

 その額があれば普通に養成所に通えます。と、ツッコミはここではなく“まずはお仕事が発生するシステム”をしっかり知ることから始めます。


 舞台では“チケットノルマ”(チケット1枚につき500円バックなど)制度がありますが、声のお仕事に関しては聞いたことがありません。一度、(5年前くらいに)一般公募のオーディションを受けたのですが、「出演作品(このときはドラマCD)を○枚○万円だお買い上げください。○枚売ることで元は取れます。」と言われたことがあります。

 出演にあたりこちら側が(交通費などは別ですよ)出費する、買い取りをすることはあり得ません。過去にはこのような問題も。

 出演をするのに支払いを求められた、出演作品を買取するように請求された、詳しくは日本俳優連合の方で注意喚起をしておりますのでこちらの記載を是非。


【夢を買われないように注意!】

 お仕事はクライアント様から制作会社様に行き、タレント事務所へオーディションの連絡がいきます。一般公募のオーディション出身の声優さんもいらっしゃいますが、知識がない、オーディションの詳細が不明なのであれば、受けることはお勧めしません。

 声優、ナレーターになりたい!という夢を買われてしまう可能性があるからです。

 全部が全部怪しいわけじゃないですよ。受けてみたいけど、大丈夫かどうか‥と心配ならば、日本俳優連合、先輩の役者さん、場合によっては法テラスに相談してみるのが安心かと思います。

 ギャランティーに関しましては過去に書いておりますが、夢に関してはあまり書いてきませんでした。夢っていうと抽象的すぎてしまいますので、具体的にいうなら“声のお仕事でも何を中心に活動していきたいか?”


 僕の場合はナレーションです。なので、ナレーションのお仕事が発生している、ナレーションのお仕事を欲していそうな企業様へ営業してきました。

 営業も勿論大切なんですが、特に力を入れて考えていたのは“お仕事を続けられる工夫”です。なんのお仕事でもそうですが、生活していかないとですよね。

 声のお仕事を断念してしまう理由に“生活に困ったから”があります。と、いうよりもほとんどこの理由かもしれません。声のお仕事をやっていく為に、声のお仕事の収入だけに頼ってしまうと(必ずその月末に支払われるわけではないので)タイミングによってはきついときがあります。

 なので、他のことでも収入と時間を確保しておけるようにしました。noteの有料記事(メンバーシップ)、続けられるだけのギャランティが発生しているお仕事への応募、読みを鍛えるための読書。

 アルバイトのように何時間働いたから、いくらもらえるという世界ではないので、自分にはどれくらいの生活費が必要で、何でどのくらいもらえているのか?を常に考えていきます。

 営業、読書、作品鑑賞。これらは直接お仕事に繋がることはほとんどありませんが、きっかけにはなります。きっかけをたくさん作っておく。お仕事をやるには、とにかく自分からやるしかありません。またない。ここを今年は積極的にやっていきます。


聲優・ナレーター
有野優樹(ありのひろき)

声のお仕事営業に関しての記事をまとめています!

正直に言います。話を上手くするため、映画を見たり本を読んだりのお金に当てます。直近、島に暫く住む予定なのでそちらの生活費に。