見出し画像

【ナレーター志望必見】早く上手くなる方法はあるのか?

 簡単に、数秒で、クリック(タップ)1つで‥。早い=良いことになっている気がしている最近です。先を読んで早く動けることはいいことなんですよ。でも早ければいいってわけではなくて。

 わからないことがあったら先生に聞きますよね。でも、すぐに聞いてしまうのは、あんまりよくないなって。なぜかというと、自分で考えられなくなってしまうから。

 疑問をずっと頭に抱えていくことって、結構体力使うんですよ。解決できない不快感、他のことに集中できない、解決できる未来が見えないから諦めようなど。


 すぐに「あーもう、わかんない」と言って、決めつけてしまう。だから、考える力がある人は重宝されるんだと思うんです。答えが出る出ないはともかく、まずは考えられる人。

 今回は「早さにこだわると、まず最初に失うのは早さかもしれない」という話をしていきます

・声と読みを鍛える「声と喋り研究所」

・声のお仕事はどのように?(営業記事のまとめ)


【そもそも早さって重要なの?】

 何のために早くやる必要があるのか?たとえば、期限が設けられていて、期間以内に仕上げないといけないなど条件があるならわかりますが、技術を磨くのに『早くできる方法』なんてものはないと思っていて。

 新しくやることは、だいたい誰かに教えてもらいに行きます。ダメ出しをもらって試して、またダメ出しをもらって‥この繰り返しがおそらく、オーソドックスかと思いますが、結論この繰り返しが1番です。

 ・どうやったら早く仕事ができますか?
 ・どうやったら滑舌が良くなりますか?
 ・どうやったらうまくなりますか?

 養成所時代、こんな間抜けな質問ばかりしていました。このときの先生には「こいつだめだな」と思われていたかもしれませんが、丁寧にご指導いただきまして。

 「仕事云々よりもまずは、基礎をしっかり学ぼうか」「滑舌のトレーニングは何をしてる?‥1回や2回で良くなる方法はないんだから、毎日コツコツやらないと。それでもどうしてもよくならないなら、また聞きにおいで。」

 早さを求めれば求めるほど、行きたい場所(お仕事)からは遠ざかります。ここにもっと“早く”気づくべきでした。着眼点が違ったんですね。成長‥というより、スタートに立つまでにかなり時間がかかってしまいました。

 なぜか?それは

ここから先は

2,405字
この記事のみ ¥ 200

正直に言います。話を上手くするため、映画を見たり本を読んだりのお金に当てます。直近、島に暫く住む予定なのでそちらの生活費に。