怪談は“怖いを楽しむ”エンタメ
専門学校を卒業してから(怪談語りを始める前から)通い続けているこちらのイベント「渋谷怪談夜会」に出演させていただけるようになるのが夢でして。
この夢を語ることが恥ずかしいのではなく、夢を公開すること?がなんです。なんで「?」なのかというと、恥ずかしいのかなんなのかいまいちよくわからない感情だからで。渋谷怪談夜会の方々とお話をさせて頂いたことが少しあるぶん、やっぱり恥ずかしい感じもあります。
怪談が好きで好きで聴き続けていた渋谷怪談夜会。ライブに通い続けるなんて初めてのことでした。なんでこんなに好きなのか?何がこんなに良いのか?
怪談を通して渋谷怪談夜会の皆様のお人柄やイベントの雰囲気が“怖いけど、楽しい”から。
お客さん同士でも顔見知りが増えてきて、違う怪談イベントでも「あぁ!どうも!」なんて挨拶をさせて頂いたり、地方公演の際には現地のスタッフさんにおもてなしを頂いたり、お世辞抜きにほんっとに皆さんお優しくて。
で、これは僕の性分なんですけどね。楽しませていただくだけではなくて、僕も楽しませる側になりたい!‥んですっ!自分の語りなんてまだまだ‥と、つい言ってしまいそうな気持ちになりますが、少しずつではありますが、お話をさせていただけるようになりましたので、そろそろドカッと喋れるようになりたい。
やりたい語り、心地よい語り、優しい雰囲気と怖さのある語り。それが渋谷怪談夜会、渋怪にあるんです。
声のお仕事に関しても正直、もどかしい気持ちが続いていました。出演したいあの作品、ナレーションを担当したいあの番組。お会いしたことのある方々が続々と決まって行く中、嬉しい反面「僕も行きたい!」という悔しさを感じていました。
こういうお話をすると
「わー、役者ですねー(役者さんは楽しい作品を見ると“自分もあちら側(出演側)へ行きたい!と思われる方が多いので)」
と言われることもあり
「いやいや!そういうのじゃなくて、本当にでたいんだよ!!!この作品、イベントに出演したくて芸能の世界を目指したんだから!!」
と、ウズウズするんです。言い返すのもなんか違う気がしますし、出たい出たい!と言っても実力が‥という葛藤もありますし、でもそんなことを言ってたらいつまでたっても‥という気持ちもありますし。
‥とにかく!!!実力は、自分で磨いていくしかありませんから、たくさんの言葉を浴びて「良い語り」をできるように頑張ります!!!ううぅうぅー!!!出演したいぞぉぉぉー!!!
怪談大好き声優・ナレーター
有野優樹(ありのひろき)