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【青ヶ島滞在記】この誕生日は二度と体験できないだろう

(前回の記事)

〜あらすじ〜

八丈島から青ヶ島へ行けなくなったと絶望していたとき。空港でたまたまお会いした方から「知り合いの漁船に乗るから一緒にどうぞ」と連絡が!八丈島空港で友達になった“ひより”さんと、漁船に揺られること3時間半‥。


7月30日。青ヶ島到着。

1ヶ月お世話になる“かいゆう丸”さんへご挨拶。

YouTubeで見たところだ‥!

場所の名前は知っていても位置情報がわからない‥。

と悩んでいた僕とひよりさんは、青ヶ島YouTuber“Kae”さんに車で案内していただけることになりました。島に着いたのが3時過ぎだったので、たくさん回るのは次の日。この日は少し距離のある牧場へ。

ずぅぅぅぅーと見ていられる。

草むらの中からガサガサという音が‥。
なんだ!?と思って見てみると‥!?

ワンチャン!自然のドッグランでのびのび育ちそうですね。

「あぁ、自然と動物に触れられている‥ぁぁ。帰りたくない」

とつぶやいてしまうくらいよかった。

宿泊先に戻りお夕飯を頂いていた時‥この日の僕たちを歓迎してくれているかのような綺麗な夕日に遭遇。

なんということでしょう。

素晴らしい景色を見たときも「あぁ‥」しか出ない。ご飯も食べ、お風呂にも入り、大満足な波瀾万丈な1日‥と締められそうな感じですが、夜少しの散歩を。

雰囲気のある電話ボックス

慣れない土地の怖さもありますが、都内で見てもそこそこ怖い。いつもは布団の中でガサゴソしてなかなか寝つけませんが、この日は旅の疲れもあってかグッスリ眠れました。


7月31日 巡る、巡る、巡る。

お昼頃から1日が始まる。まずは“地熱釜”がある地域へ。この日も僕とひよりさんはKaeさんに案内をして頂きました。

地熱釜の利用方法は簡単。無料で使うことができ、ソーセージや野菜、くさや、卵などを入れた後、下にある赤いレバーをひねるだけ。蒸気が上がり始めたら大丈夫。蒸し上がるまで(約30分〜40分)青ヶ島の自然を満喫しに行くことに。

(※釜に入れるだけでは蒸されません。下にある赤いレバーを捻ってくださいね)

新装開店のお花の後ろにある葉っぱらしい

自然、自然、自然。

両脇に緑が広がっている道はジブリのような世界観。草木、虫、土の感触。東京では味わえない空気と想い。心と邪念が洗われました。


さて、ぐるりと回っている間に地熱釜の様子は、、、?

できてたぁぁぁぁ!!!

歩いた後だったからかより体に染みる美味しさ。塩と醤油。シンプルな味付けが野菜の甘みを引き立てて申し分ない。じゃがいもとピリ辛ソーセージのコラボが絶妙。さつまいもは蒸してあるおかげで甘さが倍増。

「最高」

この一言が今の気持ちを言い表す1番の感想でした。


地熱釜の魅力を味わった後、青ヶ島といえば“あの”景色を生で見たい!と思い、Kaeさんに車で行けるギリギリのところまで連れて行って頂き‥

絶景!!!!!!!!!!!

とね、たどり着くまでかなり省略しましたが、すんごい石段を登っていったんです。それはもう、写真を撮り忘れるくらい。階段というよりロッククライミング。登るというよりどこが石段かを探す作業。なのでよりこの景色が輝いて見えました。

‥ちと、くさいことを言いますが、この景色を一緒に見ることができたらなーと、チラついた淡い想いも。素敵な景色、美味しいもの、楽しい体験。一人でも十分面白いですが、やっぱり共有したいと思える人がいた方がさらに良い思い出になる。

‥なーんてね。


さて、下るのは反対側から。反対側は緩やかな遊歩道になっており「こっちから登ってまたこっちから降りればよかったのでは‥」と一瞬後悔しましたが、せっかく島に来たんです。こういう体験も「良いね!」と思えるようになりました♪

宿に戻る帰り道に島唯一の商店があるのですが、漁船で上陸した船友(せんゆう)、ひよりさんからお誕生日プレゼントとして

アイスの実をいただきました∩^ω^∩
熱った疲れた体に効いた効いた‥。

八丈島で知り合い、漁船に乗ってやっとの思いでたどり着けた(ひよりさんは4回青ヶ島へチャレンジしたけど失敗。今回5度目にして、やっと辿り着けた)仲間からのアイスは一生の思い出になりました。

ご馳走していただけたこと、お言葉をいただいたこと、メッセージを送ってくださったこと、祝っていただけてとても嬉しかったです。


おっと。今日は書き過ぎてしまいましたね。この後のことはまた後日!青ヶ島、まだまだわからないことだらけです。でもすごく楽しい。

次回「焼酎飲み比べ!島全体に霧が!?」


青ヶ島YouTuberの“Kae”さんにもシェアして頂きました✨

青ヶ島到着の様子


ナレーター
有野優樹(ありのひろき)

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正直に言います。話を上手くするため、映画を見たり本を読んだりのお金に当てます。直近、島に暫く住む予定なのでそちらの生活費に。