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お蕎麦屋さんになる日

暑い季節のお昼ごはんは、冷たいめん類の登場回数ががぜん増える。

お蕎麦、うどん、冷やし中華、そうめん・・・。
めんつゆを変えたり、トッピングを変えたりして、飽きのこないようにバリエーションをつけるのに苦心する。

最近試してみたのは、めんつゆをトマトジューズで割るという食べ方。そうめんや豆100%の豆ヌードルによくあう。

めんつゆを豆乳で割って、ラー油を少し垂らすのも目先が変わって良き。こちらはうどんにあう。

でも、我が家はお蕎麦好きかもしれない。

トッピングは
・長いもと納豆とオクラのネバネバ3兄弟
・しゃぶしゃぶ用の豚肉と長ねぎ、キノコのゆでたの
この二つはよく作る。
わさびをちょっとつけながら食べるのが好きだ。

全てのメニューのベースとなっているのが手作りのめんつゆ。

鰹節・干し椎茸・昆布が入っています

900mlのお醤油を1本使ってつくるめんつゆは濃縮タイプ。煮物にも使えてとても使い勝手がいい。出来上がっためんつゆをざるとキッチンペーパーでこした後、中身の鰹節はふりかけになる。おにぎりに入れてもいいし、焼うどんを作るときの味付けにもつかえる。

干し椎茸は刻んで、これもおにぎりの具材にチーズと合わせるのもおいしい。昆布は取り出したあと、とろとろになるまでにてゴマをまぶしてごはんのお供に。

このめんつゆを作る日は、家中にお醤油のにおいが漂う。まるで、開店準備中のお蕎麦屋さんのようだ。前日から干し椎茸・昆布・鰹節をお醤油につけておく。鍋に砂糖とみりんとお酒を加えて火にかける。

しばらくすると、もうお蕎麦屋さんだ。

火を止めて、ざるでこして中身の副産物の処理をする。一連の工程は、ちょっと手間がかかる。忙しいときにめんつゆが切れると市販の物を買うか違うメニューにするか、狂おしいほど悩む。

頑張ってお蕎麦屋さんを開店させると満足感と達成感とで、より一層美味しく感じられる。今年の夏は暑い。お蕎麦屋になる頻度は例年よりも高そうだ。



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