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あいまい日記

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思考のローカストホール
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#思考

あいまい日記 10 ─「幸福」について

「幸福」とは何か。それは結局のところ「幸福感」のことだと思っている。じゃあドラッグなどで手っ取り早く「幸福感」を得られるとしたらそれ良いかというと、そういう話でもない。「幸福」とはシンプルに「幸福感」だと仮定して、そこで重要になるのは幸福感への「感受性」を健全に高めて、緻密に把握していくことだ。そして「人生を通じての幸福」を理解することだ。 私が「幸福」について思うとき、いつも以下の言葉が響いている。 人はおおむね自分で思うほどには幸福でも不幸でもない。肝心なのは望んだり

あいまい日記 9 ─「思考の虫」を解き放つ

最初の記事が6月26日であり、今日でちょうど2週間。毎日1つは欠かさずに書いてきた。 日々、狭い頭の中で大小いろいろな「思考の虫」がブンブンと飛び回っている。そいつらを1匹ずつ、文章の網でとらえてnoteにリリースしていくことで、自分の中から段々とノイズやストレスが減ってきているのを感じる。私にとっての「noteの効能」がまず1つ得られたわけだ。 もし実際には私のnoteを誰一人まともに読んでいないのだとしても、「誰かに読まれ得る場所」に思考の虫たちをリリース(解放)して

あいまい日記 7 ─アウトプットによる「意識空間」の拡張

皆さんは自分の頭の中の「意識空間」の広がりをどう感じているだろうか?「意識空間」というのは、たった今私が勝手に考えた言葉だが、単純に自分の意識や思考の能力を空間的にイメージしてみたときの感覚的な広がりを指している。 私は自分の意識空間がとても狭苦しいように感じている。一度にそこに出しておけるものが少ない。今こうして書いている間も、奥行きが見えない乳白の霧に、四方を1メートルほどの距離で囲まれてるイメージがあり、身動きが取りにくい中で目を凝らして、なんとか一つずつ言葉を釣り上げ