ECサイトの新規会員を増やす!UXリサーチで作品詳細ページの最適解を見つける -ユーザーテスト-
こんにちは!ようやくPS5の抽選に当選しましたが「エルデンリ○グ」はプレイせず、大量の積みゲーしていたPS4タイトルを貪っている眼鏡です。
今回はデザインチームにUXリサーチチームが発足してから二回目のユーザーテストを行い、問題点の改修を行った話になります!
ECサイトに携わっているデザイナーなら有意義な内容になるかと存じます!※もちろん無料記事です。
📝まずはユーザーテストについて
ユーザーテストとは、製品やサービスなどの利用文脈やユーザー体験について調査し明らかにすることです。ユーザーテストの「概要」や「第一回のテスト結果~改修」について記事にしておりますので、こちらからご確認ください。
💁今回のテーマは作品(商品)詳細ページです
テストを行う背景は弊社サービスのDLsiteのユーザーインタビューで
「クーポンの利用条件の説明が不足している」が浮き彫りになったためです。
※問題となったページはこちら。
ECサイトを運営されている方なら周知ですが、作品詳細ページはユーザーが作品をカートに入れる要になります。この作品詳細ページがユーザーに判りやすいか否かで売り上げも左右されます。
✒改善方針と調査目的の要件設定
インタビューで問題となった箇所の「改善方針」と「調査を通じて明らかにしたい要件」をまとめました。
😩プロトタイプツール選定について…
次に要件の問題解決に向けたプロトタイプデザインを作成します!以前「XDで作ったプロトタイプはユーザーテストに向かない」という記事を書かせていただきましたが、今回のテスト直前にその事実を知り…XDで制作中のプロトデザインを全てFigmaで作り直しました><
こちらも記事にしておりますので、今後社外ユーザーテストを行う予定のある方はご参考ください。
🎨プロトタイプの種類ご紹介
同じ作品を使用するとテスト結果に影響がでることが懸念され、プロトタイプによって、それぞれ違う「作品形式」「金額」の作品を起用しています。
🕖テストの進め方
テスターさん5人にプロトタイプA、B、Cをこちらの指示のもと「ランダム順」に触れていただきました。
全員にA→B→C順に触れていただくと、DLsiteの使い勝手がわからない場合、最初のプロトタイプの印象が良くも悪くも強く残る懸念があるためです。
一通りテストが完了した後にどのプロトタイプが「クーポンが複数もらえることは分かりやすかったか?」「もっともお得なクーポン適用後の価格が分かりやすか?」などテスターさんに5点満点で採点をしてもらいます。
そして最終的にどのプロトタイプが要件をクリアし分かりやすかったか選んでいただきます。
❓一番評価されたプロトタイプは…
😉その後、UIをブラッシュアップしていきます。
この時社内で「クーポン利用前の金額は無くても良いのでは?」という意見が社内で出てきました、再度ユーザーテストを行うには時間もお金をかかりますので、グーグルアンケートを用いて社内でクイックにアンケートを募りました。
結果8割以上のスタッフが
「A:最終金額の隣にクーポン利用前に金額を表示する」
を支持したことでデザインが着地しました。
📡リリース、そしてPCサイトにも設置。
本件はリサーチテストとマーケティングチームの承認も得られているため、リリース前後でページの定量データの確認は行いましたが、ABテストは行わずリリースしました。
(ABテストの記事はまた機会がありましたら執筆予定です。)
後追い対応として
「スマホサイト/会員時」「PCサイトの作品詳細ページ」にも同様のUIを追加する運びとなりました。
※尚PCサイトについてはクーポン利用前の金額まで記載すると、情報過多にあるためデザイン進行過程で削ぐ着地となりました。
📈まとめ
今回DLsiteに触れたことがないテスターさんでテストし、より新規ユーザー獲得に繋がるデザインに着地できたと思います。
作品詳細ページ等、「CVの高いページ」は気軽に改修しにくい部分はありますが、リサーチを踏まえることが最適確を見つける近道だと感じます。
今後もデザインチームはリサーチチームと協力して、さまざまなユーザーに使いやすく、愛されるサイト作りを日々努めていきます。
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