〜後編〜限りある時間を有効活用して、世の中の困っている人たちを助けたい
ビビッドソウル新入社員の吉田・貝森が、代表の貝沼に今気になることをインタビュー(後編)。
ホットな話題から起業のエピソード、今後の展望まで、ホンネで語っていただきました!
前編の記事はコチラ↓
限りある時間を有効活用して、世の中の困っている人たちを助けたい
吉田:
なぜ起業を決意したのですか?
貝沼:
「新規事業」は、継続か撤退かの判断をするだけでも、3年程度の時間が必要だと感じた。
全力を注いでもそれだけの時間が必要だと思ったときに、自分の人生を何に使うかを決めて進まないと後悔してしまう気がして、改めて自分のことを見つめ直してみたんだ。
吉田:
自分のことを振り返るって難しいですよね。どういう答えが出てきたんですか?
貝沼:
僕自身、これまで大変な人生を歩んできたという訳でもないし、偽善?と思う部分もあるけど、つらい思いをしている人のことが気になってしまうみたいで、そこに時間を使いたいというのがはっきりした。
貝森:
なるほど。でも他の方法もありますよね?
なぜ起業することにしたんですか?
貝沼:
余裕のある人、得意な人が、そうではない人を助けることで、つらい思いをする人が減ると思う。
仕事は人の近くにあるので、そこで文化を作り、将来的に「格差是正」といった社会的課題改善の一端を担っていきたいと思った。
ただ、そのためには会社に十分な体力が必要。
だからまずは利益の上がる事業からスタートして、大きな余裕ができるまで会社を成長させる。
自分がいなくなっても、会社の理念(ミッション)は残るので、その点も起業を選んだ理由かな。
前職が嫌いな訳でもなく、むしろ自分に合っていると思っていたんだけど、そういった訳で34歳のときにビビッドソウルを立ち上げたんだよね。
「相談しがいのある人」には、また相談がくる
貝森:
でも、「自分で会社を作ろう」と思っても、実際に行動に移すにはなかなか勇気がいりますよね。
貝沼:
プログラマーからディレクター、営業、事業開発、経営まで携わらせてもらうことができたので、現場と会社の成長ステップを想像できていたことは大きいと思う。あと、営業力は割と自信があったしね。
貝森:
営業はいつ頃やっていたのですか?
貝沼:
前職のときに初めて営業をやったんだけど、実は最初の半年くらいは全然契約がとれなくて。
だから、無料のビジネスマッチングサイトを活用して、話し方とか、提案の仕方とか、会社紹介の仕方とか、とにかく「営業の練習」をしていたね。
そのうち、徐々に仕事をもらえるようになった。
貝森:
それは回数を重ねたからですか?
貝沼:
回数を重ねて、聞き上手になったのかな。最初よりは相談しがいのある人になれたんだと思う。
最初の相談時にはお仕事の関係にならなかったとしても、困ったときに思い出してもらえるようになれたのかな。
ビビッドソウルがリピートと紹介中心なのは、みんなもお客さんにとって相談しがいのある人になっているからだと思うよ。
そんなところに、ビビッドソウルならではの強みがあるんじゃないかな。
吉田:
たしかに、ビビッドソウルはお客さんとの距離感が近い感じがしますよね。
お仕事はもちろんですが、もう少し何か、あたたかいものを感じてもらっているのかなと思います。
貝沼:
うん、あるんじゃないかな。
話しやすいとか、相談しがいがあるとか。
少なくともうちの会社には、そういう人たちや、そういう素質のある人たちが入ってきているように思う。
ここからさらに磨いて、会社の文化にしていくことも目標の1つだね。
売上や利益も大切だけど、その前に相談をくれた人、困っている人の課題に集中する。
そういう集団でありたいと思う。
挑戦と失敗は成長の機会。
踏み出してからの改善こそが成功への近道
吉田:
今後の展望を教えてください。
貝沼:
最終目標は、理念(ミッション)として掲げている「思いやりのものづくりを通し、 全従業員、全人類、全生物の幸福に貢献することを目指す」こと、そのために「世界で最も多く、思いやりを行動に移せる会社になる」というビジョンを、まずは体現したい。
壮大な目標だけど、「理念」っていうのは、ずっと追い続けられるものであることが重要なのかなと思ってる。
吉田:
なるほど。
直近の目標ではいかがですか?
貝沼:
直近では、今手掛けている3事業を大きくすること。
1つ目は、Webシステムやアプリの受託事業。
これはみんなの頑張りもあって、安定して拡大してきてるね。
会社の基盤にもなってる。
2つ目は、MOEGIのEC事業。
100%オーガニック酵素ドリンク「MOEGI(https://moegi.tokyo/)」を手掛ける株式会社萌木さんからEC事業を任せてもらっているけど、これをさらに成長させていきたい。
そしてMOEGIチームは、萌木さんのようにいい商品を扱っているんだけど、EC運営が苦手な会社のサポートを増やしていけるといいね。
3つ目は、中小企業向けの業務システムパッケージ事業「KikanTree(https://kikantree.jp/)」。
中小企業の成長の助けになる可能性があるし、力を入れていきたいと思ってる。
でも、実は僕が一番やりたい事業はこれらではない。
ただ、社会貢献の最大化には、会社自体が大きくなることも大切で、着手する事業の順番やタイミングも考えないといけないから今は封印しています(笑)
貝森:
会社の成長や事業拡大のために、僕たち社員たちに期待することはありますか?
貝沼:
売上や利益を考える前に相手の課題に真摯に向き合うことや、担当している仕事を丁寧にこなして、相談しがいのある人になってもらうことを期待してる。
そして、「会社を存続させ続けること」と「我々の仕事への向き合い方(理念)に対する認知拡大」が、ビビッドソウルの目標を達成に近づけるので、たくさん発信していってくれると嬉しいな。
他には、みんなでどんどん事業を立ち上げて、事業部長や子会社の社長になってもらいたい。
貝森:
子会社の社長って、すごく規模の大きい話ですよね。
吉田:
ほんと、夢がある…!
貝沼:
そうかな。全然夢じゃないと思ってるよ?
事業計画や覚悟は必要だけど、気構え過ぎずにチャレンジしていいと思う。
事業部長でも、子会社の社長でも、最初はうまくいかなくて当然。
ビビッドソウルのコアバリューの1つに「最初から完璧を目指さない」があるよね?
考え過ぎて踏み出せないよりも「踏み出して失敗してから改善する」ことの回転率を上げた方が、結果的に成長の数が多いし、社会貢献の数も多くなると思う。
ビビッドソウルを存続させ続けるために、社長の交代も意識しているけど、そのための準備(練習)としての意味合いも大きいかな。
貝森:
事業を立ち上げるとき、分野の縛りなどはありますか?
貝沼:
絞れということはよく言われるけど、縛りなどは設けないつもり。
改善されていない課題があって、我々がやることで助けになるのであれば、(売上や利益の)アッパーが低くてもやればいいと思う。
隙間でもブルーオーシャンであることや、赤字前提の事業ではないこと、会社の成長過程の優先順位などはあるけどね。
毎朝〇〇に起こされるモーニングルーティンと、
幸福な社会のヒントが詰まった「2冊」
吉田:
最後に、毎朝必ずやっている「モーニングルーティン」などはありますか?
貝沼:
毎朝4:30にチワワに起こされるところから始まり・・・(笑)
それで、散歩に行ってから仕事の準備をしています。
吉田:
そうなんですね!
散歩でちょうど運動もできていいですね!
貝沼:
たしかにそうだね。
最初は朝早くから起こされて大変だな~と思っていたんだけど、今はちょうどいい感じ。
早起きすることで時間にゆとりができるから、出社する日はだいたい朝8時くらいからオフィスの近くのカフェで本を読んでいることが多いかな。
吉田:
なるほど。
そこで読書タイムを確保しているのですね。
貝森:
ちなみに、どんな本を読むんですか?
貝沼:
実は、経営者が書いた本っていうのはあまり読まなくて、どちらかというと精神的なものの方が多いかな。
たとえば、哲学研究者の近内悠太さんが書いた「世界は贈与でできている」という本は「ギブ(与えること)」を哲学的に分解することで、その本質と構造に迫っているんだよね。
吉田:
貝沼社長も、よく「ギブする」っていうお話をされますもんね。
他にもありますか?
貝沼:
これと同じテーマで「ゆっくり、いそげ」っていう本がある。
この本を書いた人は、東京の西国分寺にある「クルミドコーヒー」というカフェのオーナーさんなんだけど、実際に自分が経営するカフェで「ギブから始めること」を実践して、食べログのカフェ部門で全国1位に選ばれるまで成長させたんだよね。
どちらも根幹にあるのは、「世の中のみんなが幸せになる社会にしたい」という想い。
時間あったらぜひ読んでみてください。
吉田&貝森:
はい、ありがとうございます!
〜インタビュー後記〜
吉田:
インタビュアーとして参加したつもりが、ついお話に聞き入ってしまいました! 私自身、キャリアチェンジをしたばかりで、仕事の進め方で失敗ばかりしているなあと感じていたところで・・・・(笑)
”どうしたら上手く行くのか?”の指針を、具体的な言葉にして頂いて、本当に感動しています。ありがとうございました(*^^*)
貝森:
こういうインタビューには不慣れでしたが、とても楽しくお話させていただきました!自分は、まだ社会人経験が少なく、色々経験値的に足りない部分がありますが、お話にもあったとおり、よく考えてやらないより、まずやっていろんな失敗や成功を経験してなどと、何かと効率重視な自分には刺さる内容でした。ありがとうございました!
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