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「心温まる交流の場:マンション内に認知症カフェと多世代スペースを誕生させたい!」

〜認知症だけではなく、子どもから高齢者までが利用できる居場所を作りたい話です〜

マンションはプライバシーを重視する人が多く住む場所ですか?

私の住むマンションでは、子供から高齢者まで幅広い年齢層の人々が生活しています。このマンションでも少子高齢化が進行し、子供たちの声が年々減ってきているのが実感できます。

先日、2つの気になることがありました。

1つ目
以前は元気だった一人暮らしの高齢女性が、エレベーターで下の階に行きたいのに、間違えて上の階に行ってしまうことがありました。
かつては髪型を整え、おしゃれを楽しんでいた彼女ですが、パジャマのような服を着て年金を受け取りに郵便局へ行く必要があると私に話しました。
このような状況が毎日続いたため、地域包括支援センターに相談し、対応を依頼しました。
しかし、その後、彼女を見かけなくなりました。

2つ目
エレベーターで出会う小学校低学年の女の子は、挨拶をしてもまったく反応しないことがあります。
挨拶が返ってくることは一度もありません。
時には、エレベーターを使わずに階段を使ってしまうこともあります。
私だけの問題かと思いましたが、他の大人が挨拶しても、彼女は同じように挨拶を返しませんでした。

私がマンションの住民と接するのは、ほぼエレベーター内でのみであり、仕事もあるため、挨拶を交わす以外にマンション内で親しくなることはありませんでした。
鍵一つで全てが完結し、仕事に集中できるマンションは私にとって理想的な住環境でした。

しかし、これら2つの事例を踏まえ、セキュリティを重視しつつも、コミュニティのつながりを保てば、シンプルな鍵のみで構成されるマンションでも、住民の安心感や癒しを提供できるのではないかと思います。
また、そのようなつながりは、マンション内の少子高齢化に伴う人口構造の変化に対応する上でも重要であると感じます。

今後は、社会福祉協議会や地域包括支援センターの支援を受けながら、以下の計画に沿って進めていく予定です。
(相談のためのアポイントは取っており、これから以下の計画案を元に実現していきたいと考えています。)

❶計画

1.認知症カフェの目的: 認知症の方々とそのご家族がリラックスできる空間を提供すること。

2.多世代交流の目的: 異なる世代の住民が交流し、互いに支え合うコミュニティを築くこと。

3.ニーズ調査: マンション管理組合で、アンケートや会議を通して住民の意見を収集し、そのニーズや希望を把握します。

4.マンション理事会: 理事会の承認が必要かどうかを確認することも重要です。

5.予算の試算: 予算見積もりを作成し、マンション管理組合や地域の補助金の利用可能性を試算します。
また、最適な方法については社会福祉協議会や地域包括支援センターに相談する予定です。

❷場所の確保

・マンションの共用スペース(エントランス)を利用します。

・認知症カフェは、リラックスできる環境を提供し、認知症の方々に優しく、また多世代が交流できるスペースを作り出します。

・認知症の方や高齢者が安心して使えるように、バリアフリーと使いやすい動線を確保します。

❸活動の内容

認知症カフェのプログラムでは、リラックスできる音楽カフェタイムを作り、来場者が自分の時間を楽しめるようにしながら、必要な支援制度へのつながるための相談窓口を設け、市役所などと連携するネットワークを構築します。

多世代交流活動には、子供向けの読み聞かせや工作、興味のある講座やゲーム大会など様々なプログラムを考えます。季節ごとに特別な企画も行います。これらの活動は、講師を特に招かずに、ファシリテーターのもと、高齢者と他の世代がそれぞれの得意分野を生かしながら実施することで、自信や生きがいを育み、交流を深めることを目的としています。

❹スタッフとボランティアの確保

スタッフとボランティアの募集:

住人から専門的な知識を持つスタッフ(介護士、看護師、保育士など)やボランティアを募集し、共通の目的を共有し、スタッフ間で活動を共有するためのネットワークを構築します。

❺広報とフィードバック

広報活動: マンション内での告知を通じて、住民の参加を促すために、チラシやポスターを作成し、マンションの掲示板に掲示します。さらに、常駐する管理人とも連携を取りながら進めていきます。

定期的なフィードバック収集:住民の意見を定期的に集め、プログラムや施設の改善に役立てます。

❻継続的な運営と改善

運営の見直し:運営の状況を定期的に見直し、必要に応じて改善を行うためにPDCAサイクルを利用します。

コミュニティ強化:住民同士の交流を促進し、それぞれの強みを生かしながら、安全で信頼性の高いコミュニティを構築していきます。


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この計画とプロジェクトが成功すれば、マンション内の住民の生活の質が向上し、認知症の方や高齢者が安心して暮らせる環境が整うことと思います。

社会福祉協議会や地域包括支援センターからの支援を受けつつ、行政とも連携するネットワークを構築し、地域コミュニティに安心して生活できる環境を提供することを目指しています。

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ここまで読んでいただきありがとうございました。

私が目指しているのは、孤立のない共生社会の実現です。

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