ゆり・あい【社会福祉士、歯科衛生士が目指すは孤立のない共生社会の実現】

社会福祉士1年生、歯科衛生士は地域歯科保健活動18年、開業医勤務4年、社会人35年、アラ還、ひとり親経験の多様な人生。書くのは歯科保健の悩み事の解決方法、ボランティアで地域に「行き」「聞き」「見て」必要を創造したいその活動の記録、多様な人生。目指すは孤立のない共生社会。

ゆり・あい【社会福祉士、歯科衛生士が目指すは孤立のない共生社会の実現】

社会福祉士1年生、歯科衛生士は地域歯科保健活動18年、開業医勤務4年、社会人35年、アラ還、ひとり親経験の多様な人生。書くのは歯科保健の悩み事の解決方法、ボランティアで地域に「行き」「聞き」「見て」必要を創造したいその活動の記録、多様な人生。目指すは孤立のない共生社会。

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「ヤングケアラーの未来を支える社会資源:経験者の訴え ― 結論ー小さな手で握るおにぎりの物語」

長女が小さな手で握ってくれた小さなおにぎりに込められていたのは、 長女が背負ったもの 優しさとエール そして、 「ごめんなさい」と「お願いします」 と私は受け取りました。 子どもは、とても優しいです。 そして、とても健気です。 とても勇気があります。 親の代わりになろうと、なれると思うのです。 でも、子どもはまだ心身共に成長過程にあり、未熟な面も多くあります。 考えているとおりにはならないのです。 それを、親に心配をかけないように、黙っていることもしばしばありま

    • 母が残した二つの贈り物

      幼い頃、天然パーマでからかわれたり、時にはいじめだと思うような出来事があり、母が私に言いました。 「挫けるんじゃないよ」 そして、こうも言いました。 「何もおかしくない。可愛い。」 どこかで掛け違ってしまってボタンが、そのまま母との別れになってしまったけれど、母との思い出や、母との生活は今も私の命を繋いでくれています。 母が残した二つのものをご紹介します。 一つ目は、母の4人の孫たちへの贈り物です。 孫が生まれてからそれぞれの孫の通帳を作り、毎月毎月貯金をしてくれ

      • オーラルフレイル予防と子育て支援でつながる地域の力ー高齢者と幼児が共に育つ交流の取り組み

        1. はじめにこの記事では、以前行った「高齢者と幼児が共に育つ」ためのデイサービスと親子サークルの交流活動の一部をご紹介します。 高齢者と幼児の交流はさまざまな場面で行われていると思いますが、地域社会で非常に重要な役割を果たしていると感じています。 歯科衛生士として、高齢者のオーラルフレイル予防や、核家族で子育てに悩む親子の閉じこもりや孤立の予防、さらに多世代交流を通じて「場を通じて互いの力を引き出し、活かす」ことを目的とした取り組みです。 2. 高齢者と幼児の交流活動

        • チームワークで職場をサポート!多職種連携の実践法

          ❶ 多職種で役立つ情報を提供しよう私が考えているのは、多職種でチームを組み、職場で働く全員に役立つ知識や情報を提供することです。 例えば、「眠れない時の工夫」といった、日常生活にすぐ取り入れられる簡単なアドバイスを職員に届けることができます。 専門職が自分の専門性を発揮するのは、クライエントに対してだけでなく、自分が所属する組織に対しても可能だという考えです。 多職種のチームでは、それぞれの意見がぶつかり合ったり、考えが異なることもあります。 それでも、互いの専門性を尊重し

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        「ヤングケアラーの未来を支える社会資源:経験者の訴え ― 結論ー小さな手で握るおにぎりの物語」

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        • バイスティックの7原則
          2本
        • コーヒーブレイク記事 「私が選んだドラッカーの言葉たち」
          24本
        • 社会福祉士の倫理綱領
          4本
        • 仕上げみがきを嫌がるときの工夫は?
          2本
        • ヤングケアラーに必要な社会資源は何か?
          5本
        • エッセイ集
          2本

        記事

          #27「私が選んだドラッカーの言葉たち✳︎1,000文字以内のコーヒーブレイク記事です。

          P.F.ドラッカー(Peter F. Drucker、1909-2005) 20世紀から21世紀にかけて経済界に最も影響力のあった経営思想家。マネジメントの主な概念と手法を生み発展させた「マネジメントの父」として知られています。 『成長の原理』❶ 「仕事が刺激を与えるのは、成長を期しつつ、自ら興奮と挑戦と変化を生み出すときである。これが可能となるのは、自らと仕事の双方を新たな次元で見るときである。」1) 「指揮者に勧められて客席から演奏を聴いたクラリネット奏者がいる。

          #27「私が選んだドラッカーの言葉たち✳︎1,000文字以内のコーヒーブレイク記事です。

          #5「1年目の社会福祉士:倫理綱領の「原理」を学ぶ」~人権~

          ◆この記事では、倫理綱領で大切にしたい部分を紹介し、学びの記録としてまとめています。今回は、原理「人権」について深く掘り下げていきます。 おすすめの書籍私は、この学びを深めるために、以下の二冊を参考にしています。 ●公益社団法人日本社会福祉士会 の倫理綱領 こちらの公式サイトでも詳細を確認することができます。 https://www.jacsw.or.jp/citizens/rinrikoryo/documents/rinrikoryo_kodokihan21.3.20

          #5「1年目の社会福祉士:倫理綱領の「原理」を学ぶ」~人権~

          【歯だけ切り取って見ないで】ーその人全体を尊重し、地域社会で生活するかけがえのない一人として扱ってください

          「歯だけ切り取ってみたら虐待かもしれないけどーー発達面他は全く問題ないから、これは対応できないケースです。」 これは、3歳児健診でむし歯重症児の子どものフォローアップを連携して欲しい、と他の医療職に働きかけて言われた言葉です。 私は長年にわたり地域の歯科衛生士として、多くの住民と関わりを持ってきました。 このやり取りは、たった数年前の出来事です。 私が勤めている地域で、歯科衛生士としてしばらく離れていた後に目にした光景でした。 その後、上司や子どもの通う保育所等に何

          【歯だけ切り取って見ないで】ーその人全体を尊重し、地域社会で生活するかけがえのない一人として扱ってください

          うっかりを減らして、自分にちょっとしたご褒美を!

          「またやっちゃった…」って、ふとした瞬間にうっかりミスをしてしまうこと、ありませんか? そんな自分にイライラしたり、少し落ち込んだり。でも、実はその「うっかり」がちょっとした工夫で改善できるかも! この記事では、うっかりミスを減らし、ご褒美制度を取り入れた私の家庭で日常のちょっとした工夫をご紹介します。 1. 「あれ、消してない」ある日、仕事から帰ると、電気がついていることに気づく。 思わず「誰かいる?」って部屋を見回しても、誰もいない。 「あれ?これ全部、私がやったの?」

          本日のボランティア活動

          私は月に1回、子ども食堂で調理や配膳、片付け等のボランティア活動をしております。今年度、社会福祉士の登録をし、地域に行って、見て、聴いて、教えてもらいながら、地域の人々との交流を通じて、様々な人々の生活を学ばせていただいています。 また、その他にも、小規模多機能居宅介護事業所、子どもの居場所支援、ひとり親世帯の食料提供、NPO活動等にボランティアとして参加させていただいています。これらの活動は全くのプライベートで行っています。 私は以前から、このような地域の人々のつながり

          私の仕事スタイル

          これは、もう、何十年もの間変わらず続けてきました。 ハイヒール。 外反母趾で痛みに耐える日々もありました。
アスファルトにヒールが直ぐに壊れて修理に出す日々。
雨の日にはつま先が雨に濡れて足はびしょ濡れになり、冬は凍える。 それでも、ほとんど仕事スタイルは変えられないでいます。恐らく、仕事スイッチの一つで、限りなく行きたくない場所へ私を連れて行ってくれるものでもあります。 ただ、このハイヒールは、非常に危険を伴います。時には職場の飲み会ではこのハイヒールが凶器となりま

          不利益が続いている話

          今回、私は以下の記事にあるように、不利益を被りましたが、制度を活用して組織、職員、住民にとって肯定的な変化を期待していました。 よろしければ、こちらの記事をご覧になってください。 結論として、私に対する採用結果は不採用でした。 理由として、所属として提出すべきものであったこと等が記載されていました。 しかし、制度上は個人または所属から提出できるもので、私は正しい手続きを踏んで提出しました。 それでも、提案したものは全て不採用となり、さらに不採用通知には「アイデアのみ担当部

          #26「私が選んだドラッカーの言葉たち✳︎1,000文字以内のコーヒーブレイク記事です。

          P.F.ドラッカー(Peter F. Drucker、1909-2005) 20世紀から21世紀にかけて経済界に最も影響力のあった経営思想家。マネジメントの主な概念と手法を生み発展させた「マネジメントの父」として知られています。 『成果に責任をもつ』❺ 「リーダーをリーダーたらしめるものは肩書ではない。」1) 「範となることによってである。」2) 「そして最高の範となることが、ミッションへの貢献を通じて自らを大きな存在にし、自らを尊敬できる存在にすることである。」3

          #26「私が選んだドラッカーの言葉たち✳︎1,000文字以内のコーヒーブレイク記事です。

          「マナーは思いやりと創造力-ミス・マナーズから学ぶほんとうのマナー」

          マナーは、相手を思いやり、敬意を表すために私たちが創り出すものだと思います。 はじめに私たちが日々生活する中で、マナーは欠かせない存在です。 電車内や職場、家庭など、マナーを守ることが他者との関係を良好に保ち、円滑に進めるために重要です。 しかし、マナーはただの礼儀作法ではありません。 本記事では、書籍『ミス・マナーズのほんとうのマナー』から引用を通して、マナーの本質と、それをどう活かすかについて考えていきます。 『ミス・マナーズのほんとうのマナー』からの引用と感想■著

          「マナーは思いやりと創造力-ミス・マナーズから学ぶほんとうのマナー」

          〜地域貢献に向けたボランティア活動のご紹介〜

          社会福祉士としての活動2024年3月に通信制大学を卒業し、4月に社会福祉士として登録をしました。今、いち市民として社会福祉士の視点を持ち、地域でボランティア活動に取り組んでいます。 もしよろしければ、私が投稿した自己紹介の記事をご覧いただけますと幸いです。 1.活動理念「孤立のない共生社会の実現を目指し、支援される側、する側に限らず、すべての人がかけがえのない大切な地域のひとりであり、社会資源であるという考えを大切にしています。」 2.現在のボランティア活動内容現在、地域

          「人間関係が変わる!誰でもできる『良いところ探し』の習慣」

          1.不登校から学んだ「良いところ探し」かつて私は不登校を経験しました。 人との関わりが怖く、自分に自信を持てずにいたのです。 学校では、一部の人がわざと聞こえるように悪口を話しているように感じ、そのことがエスカレートするのではないかと不安になりました。 その人たちが怖くなり、ますます自信を失い、学校へ行けなくなったのです。 しかし、ある時登校する決意をし、自分なりに工夫を始めました。 少しずつ「相手の良いところ」に目を向けることにしました。 その悪口を言っている人たちにも、

          「人間関係が変わる!誰でもできる『良いところ探し』の習慣」

          #4「1年目の社会福祉士:倫理綱領の「原理」を学ぶ」~人間の尊厳~

          ◆この記事では、倫理綱領で大切にしたい部分を紹介し、学びの記録としてまとめています。今回は、原理「人間の尊厳」について深く掘り下げていきます。 おすすめの書籍私は、この学びを深めるために、以下の二冊を参考にしています。 ●公益社団法人日本社会福祉士会 の倫理綱領 こちらの公式サイトでも詳細を確認することができます。 ●原理Ⅰ人間の尊厳2020年の新しい倫理綱領では、従来の「価値と原則」という言葉が「原理」に改められました。 これには、6つの要素が互いに関連しながら、社会

          #4「1年目の社会福祉士:倫理綱領の「原理」を学ぶ」~人間の尊厳~