#2「1年目の社会福祉士:倫理綱領の「前文」を学ぶ」~ヒューマニズムと社会的役割~
前回に続き2回目の記事となります。
今年、社会福祉士の国家試験に合格し、職能団体の基礎研修Ⅰで倫理綱領や行動規範を学ぶ機会がありました。
現在、私は別の仕事をしながらボランティア活動を通じて地域のニーズを探り、子ども食堂やNPOに参加していますが、自分の役割に不安を感じています。研修では他の社会福祉士とのつながりを期待し、今後の活動に活かしたいと考えています。
この記事では、倫理綱領で大切にしたい部分を紹介し、学びの記録としてまとめていきます。
公益社団法人日本社会福祉士会 の倫理綱領
●前文
前回に引き続き、社会福祉士の倫理綱領の「前文」から引用し、学んでいきたいと思います。
この前文について、社団法人日本社会福祉士会『改訂社会福祉士の倫理 倫理綱領実践ガイドブック』から引用します。
●社会福祉士とは
●ヒューマニズムとは
●社会福祉士の倫理綱領から学ぶヒューマニズムと社会的役割
社会福祉士の倫理綱領の前文では、社会システムや環境と人々の生活が密接に関連していることに着目し、環境破壊や人間疎外に対応する役割を果たすことが強調されています。
背景にはヒューマニズムの思想があり、すべての人々の尊厳と平等を重視します。
また、技術進歩が人々に悪影響を与える場合には、福祉の視点から適切に対応することが求められています。
●感想
「人は人だから尊い」というヒューマニズムの思想を背景に、社会福祉士の倫理綱領の前文では、その思想を持って社会的役割を認識することが求められています。
社会システムや環境が人々に悪影響を及ぼす場合には、この思想に基づいて役割を自覚し、職責の理解を深めるための啓発活動が重要です。
社会福祉士が大切に思うことを広めるための発信や啓発活動も、重要な活動の一つです。
身近なところでは、高齢者などのデジタルデバイドに関しての窓口対応が考えられます。分かりやすく支援することや、その取り組みを広く発信することも重要な活動の一つだと思います。
次回、前文に位置づけられているソーシャルワーク専門職のグローバル定義に続きます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
私が目指しているのは孤立のない共生社会の実現です
参考文献
1)2)3)4)5)社団法人日本社会福祉士会 『改訂社会福祉士の倫理 倫理綱領実践ガイドブック』中央法規出版 2014年 33頁