令和も昭和も日本も海外も変わんないかもという話
こんにちは。よんだです。
うつ病とADHDの診断で精神障害者福祉手帳を取得し、都内人材系の企業で人事アシスタント(この言い方がしっくりくるんじゃないか)として都内の200人規模の人材系スタートアップ企業で働いています。
が、今日も会社に行けず、今月4日目の欠勤です。3日目だったか。
9月以降オフィスフロアでプールの中を歩いているような重たい感覚に陥り、座っていても足元をすくわれるような眩暈がする。
自己効力感がまったく無い。
そんな状態では仕事に集中できないのでミスをする。
あとそもそも責任ある仕事を任されてないのでいてもいなくても変わらない。
ずっと泣きたい!
そんなこんなで休んでおります。なんという気合いの無さ。
医師に相談すると「歩いて筋トレをしろ」としか言われないのでやっぱり自己管理の問題なんでしょう。歩いて筋トレをすればいいんですが、できたら病気になってないよね。
たしかに筋トレはうつを改善すると思います。
一社目で体調を崩した時リングフィットアドベンチャーを3ヶ月続けていたら回復しました。スキルアップのために転職したい!というまでに気分がアガりました。
余談が長くなりました。
昨日オープンワークという会社の口コミサイトに登録しまして、弊社の口コミを見てみたわけです。人材系なので営業が無料で企業研究するために登録していることも多く、新興宗教かな?と思うくらい熱狂的な評価の口コミも多いわけですが、なんとか退職者の口コミに辿り着きました。
「メンバーの抜擢方法や物事の進め方については、誰でも実力があれば昇進できる・良い意見を言えば通るというわけでは必ずしもなく、経営陣としっかりと(仕事・プライベート両方で)時間を過ごした人たち・その色に染まった人たちが優遇される文化は否定できなかったです。」
これこれこれェ!!!!とスマホに指をさして叫びたくなりました。
仕事は仕事と割り切って人間関係を構築するのが令和式と言われていますがやっぱりこれなんですよね。いかにプライベートまでウェットに懐に入り込むか、認められるか。上司に飲みに誘われるか。上司とゴルフに行けるか。それが全部仕事に繋がる。
人材業界なんてその最たるもので、うちの営業たちは「良い候補者」=「有力スタートアップのハイレイヤー候補」といかに「友達」になるかを考えて行動しています。
飲みはもちろん、誰とランチをするか、誰とエレベーターに乗るか、全部戦略。
その中でコーポレート系はどう経営陣と「同じ」意見を持つか。違う意見を持とうものなら、その意見を通すためにはまず隠して、経営陣か経営陣に意見できる有力者に「あなたと同じ意見ですよ」と言い寄って言い寄って懐に入ってから「ところで」と言うしかない。
あーめんどくさいなんて昭和的。
でもその努力が必要って古今東西、外資系も同じなんですよね。結局。みんな大好きジム・コリンズもBuild to last (邦題: ビジョナリー・カンパニー)で偉大な企業とは「カルトのような文化」を持ち、自社で働く社員に必要な資質を明確にしており、社員にその文化と一体になることを求めるとのだと説いています。
30年前からジム・コリンズは組織を作る人間の必読書。つまり古今東西何も変わらないのです。
経営者や人事はこれを読んで組織づくりをするので、まず「偉大な企業」=ビジョナリー・カンパニーであるとして、自社をビジョナリー・カンパニーにするために動く。必要な要素はわかってるのでとにかく狂信的なまでにカルチャーを浸透させ、教化する人間を増やし、それから外れていれば「病原菌か何かのように追い払われる」までの文化を作り上げる。
え、ダイバーシティ&インクルージョンは?
無いです。
会社がどうあるかを決めるのは経営陣なので、経営陣が目指すビジョンに「染まってますよ!」とアピールすることを求められる日々。そこから一歩踏み出そうと思えば経営陣に「染まってますよ!」とアピールする機会を増やすためにウェットな付き合いを試みねばならないのです。
仕事してりゃいいよ、というのは戯言です。経営陣や有力書と仕事をする機会は一度目は偶然で訪れるかもしれませんが二度目は相手から選ばれます。二度目を作るためにはウェットな付き合いが必要です。
こんなんなら経営とか考えもしない大企業の一手足としてふわふわ働いてた方がいいよね。そこでも有力者とのウェットな付き合いを乗りこなさないと気分良く働けないわけですが。
昭和も令和も日本も海外も変わりませんね。ドンマイ。
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